NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GBも128-bitのバス幅。消費電力は165Wに増加

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NVIDIAでは2023年5月にGeForce RTX 4000シリーズのメインストリーム向けモデル、GeForce RTX 4060 Tiを発売予定としていますが、この中で上位モデルとなる16GB版についてスペック情報や消費電力に関する情報が明らかになりました。

目次

NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB版の詳細仕様登場。結局128-bitで登場に。

NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズの中でメインストリーム向けのGeForce RTX 4060 Tiを2023年5月に発表を計画しています。このRTX 4060 TiについてはVRAM容量が8GBと16GBの2モデルの発売が計画されており、5月は8GB版、7月に16GB版が発売されると言われていますが、今回この中でVRAMが16GBという情報しかなかったRTX 4060 Ti 16GB版の仕様情報が明らかになりました。

NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB to feature AD106-351 GPU and 165W TDP | Videocardz

NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiについては最初に発売される8GB版はAD106 GPUを搭載し、CUDAコアには4352基で動作クロックは2535 MHzで動作する仕様となっています。また、VRAMについては18Gbpsで動作するGDDR6を8GB搭載し、バス幅は128-bitで帯域幅は288 GB/s、消費電力は160Wで登場すると見られています。

一方で、Videocardzによると16GB版については上記のRTX 4060 Ti 8GB版に対してVRAM容量が16GBに増え、消費電力が5W増の165Wに設定されるものの、他の仕様については全く同一になるとのことです。

RTX 4060 Tiではメモリーモジュールを合計4枚搭載することで128-bitのバス幅を実現しています。そのため、8GB版では1枚あたり2GBのメモリーモジュールを搭載していますが、16GB版ではかなり珍しい1枚あり4GBのメモリーモジュールを搭載するようです。

RTX 3000シリーズではVRAM容量違いではバス幅が異なっている例がありましたが、RTX 4000シリーズではRTX 4080 16GB版とRTX 4080 12GB版でVRAM容量の他にCUDAコアやバス幅が異なる製品を同じモデル名で登場させた事で『わかりにくい』と大きな批判を受けました。そのため、RTX 4060 Tiでは細心の注意を払い両者ではVRAM容量以外の仕様は一切変えないこととしたようです。

容量を増やすことで一部ゲームでは快適性が向上する他、StableDiffusionなどVRAMを多様するソフトでは恩恵を受けることが出来ますが、依然として128-bitというバス幅と288 GB/sという帯域幅がゲーミング時などでボトルネックとなるのは確かで、16GB版の価格次第ではコストパフォーマンス的にあまり高いと言えない製品となりそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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