NVIDIA GeForce RTX 4000 Superシリーズの性能に関する情報が登場。一番性能が上がるのはRTX 4080?
NVIDIAでは2024年1月8日からアメリカ・ラスベガスで開催されているCES2024にて現行GeForce RTX 4000シリーズのリフレッシュモデルにあたる、GeForce RTX 4000 Superシリーズを発表しました。
このモデルはRTX 4080 Super、RTX 4070 Ti Super、RTX 4070 Superの3モデルが発表され、初代モデルに対してCUDAコアが増えたり、メモリー容量やバス幅が増えるなどして性能の底上げが行われています。
今回、このRTX 4000 SuperシリーズについてDLSSを使わない状態でのゲーミングパフォーマンスの相対値を示したAIB発のスライドがベトナムからリークし、このRTX 4000 Superシリーズの性能について明らかになりました。
Press release RTX 40 super series performance
— I_Leak_VN (@I_Leak_VN) January 11, 2024
Source: I don't want to harm him pic.twitter.com/tWuu144Jhj
GPUモデル | 相対的なパフォーマンス(4K設定) |
---|---|
RTX 4090 | 201 |
RTX 4080 SUPER | 172 |
RTX 4080 | 158 |
RTX 3090 Ti | 138 |
RTX 4070 Ti SUPER | 138 |
RTX 4070 Ti | 124 |
RTX 3090 | 121 |
RTX 3080 Ti | 119 |
RTX 4070 SUPER | 110(基準) |
RTX 4070 | 100 |
RTX 3070 Ti | 87 |
RTX 3070 | 82 |
このパフォーマンス比較の詳細条件については不明ですが、少なくとも解像度は4K設定とのことでバス幅やメモリー容量が大きいRTX 4080 SuperやRTX 4070 Ti Superに有利な設定と言えます。
そのような設定においてはRTX 4080 Superは非Superモデルに対して8.8%、RTX 4070 Ti Superは非Superモデルに対して12%、RTX 4070 Superでは10%高いパフォーマンスを発揮するようです。
RTX 4080 SuperとRTX 4080の間ではコア数が5%、動作クロックが数%向上しているため、9%のパフォーマンス向上は妥当と言えます。
RTX 4070 Ti Superについてはコア数が10%増えている一方で、パフォーマンスは12%上がっている理由についてはVRAMが12GBから16GBに増え、バス幅も192-bitから256-bitに拡大されている影響が大きいと言えそうです。
一方で、RTX 4070 Superについてはコア数が22%増えている一方で、性能は10%しか上がっていませんがそもそも4K解像度自体、RTX 4070 Superが想定されている解像度とは言えず、恐らくVRAMバス幅や容量がボトルネックとなって性能が出し切れていない可能性が高いと言えそうです。
ですので、1440pなど解像度が少し下がった状態ではまた違った結果が出ると言えそうです。
ただし、GeForce RTX 4000 Superについては全体的にパフォーマンスが上がっているほか、価格も下がっているか据え置きとなっているためコストパフォーマンスは確実に上がっていますのでRTX 2000やRTX 3000シリーズからの買い替えを考えている人は検討してみる価値はありそうです。
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