12月2日にリリース予定とされているRTX 3060 Tiですが、発表会で使う予定だったパフォーマンスについて書かれた資料1枚がリークしたようです。
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RTX 2080 Superを越えるRTX 3060 Ti
RTX 3060 Tiの発表会で使用すると見られるスライドがリークし、その中にはRTX 2080 Superとのパフォーマンス比較がされているスライドが含まれていました。
1440pでのゲーミングに最適なRTX 3060 Ti
これまで、NVIDIAのRTX 3000シリーズでは、RTX 3090からRTX 3070までのハイエンドモデルのみが揃っていましたが、12月2日にリリースされるRTX 3060 Tiでは初めてのミドルレンジモデルのRTX 3000シリーズとなります。
そんな、RTX 3060 Tiですが、NVIDIAが発表会で使う予定の資料だった資料がリークされました。
リークされた資料ではRTX 2060 Super、RTX 2080 SuperそしてRTX 3060 Tiのパフォーマンスが比較されています。
パフォーマンス比較は各ゲーム毎に行われていますが、大まかに3つのジャンルに分かれています。1つ目がラスタライジング、いわゆる通常の3Dゲーム、2つ目がレイトレーシング、3つ目がレンダリングです。解像度は2560×1440で実施されており、CPUはCore i9-10900Kで実施されているとの事です。
この比較を見てみると、RTX 3060 Tiはゲーム時のパフォーマンスはRTX 2060 Superに対して約1.4倍程度のパフォーマンス向上を果たしています。特にRTX 3000シリーズの性能の高さを物語るのがレイトレーシング性能です。RTX 3060 Tiではレイトレーシングを司るRTコアが38コアあるのに対してRTX 2080 Superでは48コアあります。一方でこのベンチマーク比較ではRTX 3060 TiがRTX 2080 Superを10%程度上回っています。
また、VRAYなどCUDAを使ったレンダリングでは、RTX 2060 Superから2倍に迫る性能を発揮しています。
消費電力200W、$450を下回る価格で買いやすいGPUに
非常に高い性能を誇るRTX 3060 Tiですが、消費電力は180~200W程度に収まる見通しです。比較対象に上がっていたRTX 2080 Superでは250Wであった事から、高い性能であるものの、扱いやすい消費電力に収めたモデルになっています。また、価格面では北米価格で$450を下回り、一部では$399で登場すると見られています。日本での価格は恐らく5万円を下回る見込みであり、性能面、消費電力、価格面で非常にバランスが取れた製品になっており、幅広いユーザーから受け入れられるGPUになっています。
RTX 3060 TiはフルHDやそれより1つ上の1440p程度であれば、最高画質に設定してもほとんどのゲームは90fpsを越える性能を発揮できると考えられます。これが、200W以下で5万円以下で発売されるとすると、非常にコストパフォーマンスの優れたモデルであり、しばらく品薄が続く人気モデルになりそうな予感がします。
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