12月2日に発表予定のRTX 3060 Tiですが、その写真とおおよその仕様の詳細が判明しました。
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初のミドルレンジモデル、RTX 3060 Ti
RTX 3060 Tiはミドルレンジモデルとして、期待されておりRTX 3000シリーズ発表時から登場が噂されていました。それから長い時間が経ちましたが、遂にVidecardzによってその姿が捉えられました。また、同時に価格や仕様についても判明しています。
RTX 3070とほぼ変わらない見た目のRTX 3060 Ti
(その他画像はVideocardzに載っています)
12月2日にローンチ予定とされているRTX 3060 Tiの写真が、Videocardzによって捉えられました。捉えられたモデルはNVIDIAのレファレンスデザインであるFounders Editionのものですが見た目は既に発売されているRTX 3070のデザインと全く同じになっています。そのため、RTX 3000シリーズで特徴的な短いPCBとファンの空気がすり抜けるデザインになっています。
仕様はRTX 3070ベースにCUDAコアを削減。180W程度に落ち着く
RTX 3060 Tiの性能は、前世代のRTX 2080 Superを越える性能を発揮する事がNVIDIAからリークされた公式スライドで判明していますが、詳細仕様は以下の通りになっています。
ラインアップ | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | NVIDIA GeForce RTX 3070 |
GPU | Ampere GA104-200 | Ampere GA104-300 |
Process Node | Samsung 8nm | Samsung 8nm |
ダイサイズ | 395.2mm2 | 395.2mm2 |
CUDA コア数 | 4864 | 5888 |
Tensorコア | 152 | 184 |
RTコア | 38 | 46 |
VRAM容量・仕様 | 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 |
メモリーバス | 256-bit | 256-bit |
TGP | 180W? | 220W |
価格 | $399 US? | $499 US |
発売時期 | 2020年12月2日 | 2020年10月29日 |
RTX 3060 Tiでは、RTX 3070のGA104 GPUをベースにCUDAコア数やRTコアなどを若干減らしたモデルになります。そのため、CUDAコアはRTX 3070からは約2割減となる4864コア、レイトレーシングに利用されるRTコアも2割減となる38コアにスケールダウンされています。一方で、性能面ではRTX 2080 Superを越える性能が発揮されており、1440pゲーミングでは不自由のないパフォーマンスを発揮すると考えられます。消費電力はRTX 3070に比べて抑えられており、前世代のRTX 2070より5Wほど多い180Wに収まる見通しです。価格はRTX 3070より$100安い、$399で登場する事が見込まれており日本円で5万円を下回る価格での登場が期待されます。
PlayStaiton 5 発売で4Kが身近になってきてはいるものの、Steamのハードウェア調査によると10月末時点では6割のユーザーは1920×1080での環境が多く、次いで1割ほどのユーザーが2560×1440のディスプレイ解像度でプレイしているとの事です。そのため12月2日にリリースされるRTX 3060 Tiでは1920×1080やその上の2560×1440解像度でプレイするには最適な機種になると考えられ、発売されればかなりの人気となりそうです。今のところ、RTX 3000シリーズの品薄は日本では解消されては来ているものの、RTX 3060 Tiは非常に人気が出そうな機種である事から、早く欲しい人は当日販売やネットでの抽選販売などに申し込んでおいた方が良さそうです。
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