GeForce RTX 4060登場に向けた在庫処分? GeForce RTX 3060が世界各国で安値に。
NVIDIAでは2023年6月29日よりAda Lovelaceアーキテクチャーを搭載するRTX 4000シリーズの中でメインストリーム向けとなるGeForce RTX 4060の発売を予定していますが、このモデルの発売に備えてか先代のRTX 3060 12GB版や8GB版について世界各国で価格が下落しているようです。
GPU-prijzen vorige generatie blijven zakken, nieuwste videokaarten even duur – Hardware Info
GeForce RTX 3060は12GB版が4万円前半、8GB版は4万円を切る価格まで下落。
NVIDIAのGeForce RTX 3060については合計3584基のCUDAコアを備え、VRAMは上位モデルが12GBの192-bit接続、下位モデルは8GBの128-bit接続の2種類が発売されています。このRTX 3060については1080pでゲーミングを行うのに十分な性能に加え、特に12GB版では12GBと言うVRAM容量もポイントが高く、Steamハードウェアサーベイでは上位にランクインするとともに数か月間連続でシェアを伸ばし続けている人気モデルになっています。
そんなRTX 3060 12GB版ですが、日本では価格が4.5万円を下回る価格で販売が相次いでいます。
特に最安値となるPalit製 GeForce RTX 3060 Dual 12GBでは43,800円で販売がされているほか、ASUS製のデュアルファン搭載モデルも4.5万円を下回る価格で販売が行われています。
RTX 3060 12GBについては発売された2021年2月26日時点では為替レートが$=105円で52,800円で発売が開始されています。その後も2023年1月時点では$=133円で5万円で販売されていましたが、2023年6月21日時点では為替レートは$=141.6円でありながら、4.4万円を切る価格での販売という事で販売価格は大幅に下がっていると言える価格になっています。
RTX 3060 8GB版は4万円を切る価格に。ただし人気は無い模様
RTX 3060の8GB版についてはVRAMが8GB、128-bitとスペックが削られたモデルにはなっていますが、価格は4万円を下回る価格で販売が行われています。ただ、ランキングを確認すると容量が少ない事や数千円多く払えばRTX 3060の12GB版が手に入る事からあまり人気が無いようです。
海外ではRTX 3060の価格は1ヵ月で10%程度下落へ
日本では価格が下がっているRTX 3060ですが、海外でも同じように価格が下がっているようで、オランダで販売されているRTX 3060については5月の販売価格に対して6月は10%程度の下落となるなどRTX 4060の発売開始を意識したような販売価格になっているとのことです。
価格の下落はアメリカのNeweggやAmazonでも確認されており、販売価格の履歴を見ると5月末に$60の値下げが行われ、そこからさらに$10の値下げが6月上旬に行われているようです。
RTX 3060については上述の通り後継モデルのRTX 4060が投入される事から販売店や代理店ではRTX 3060の在庫を減らす為に値下げを行っていると見られており、この流れはRTX 4060の販売価格が高い事からこのモデル発売後も続くと見られています。ただ、NVIDIAではRTX 4000シリーズが発売された後は先代モデルの生産規模の縮小や停止をするケースも多いため、RTX 4060発売後には在庫が徐々に無くなり価格下落は止まるものと考えられます。
【2023年版】GeForce RTX 3060のゲーミング性能と価格、コスパの比較と紹介 (gazlog.com)
そのため、RTX 3060でも求めている性能が出せると考えられる場合は今のうちにRTX 3060 12GB版などを買ってしまった方が良いかもしれません。なお個人的にRTX 3060 8GB版を買うぐらいなら奮発して12GB版を買いましょう。VRAM容量やバス幅が狭いのでRTX 3050
できれば更に奮発してRTX 3060 Tiを買う事をおススメします。VRAM 8GBですが性能が高く1440pでも対応できます。
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