NVIDIAでは2022年からGeForce RTX 4090やRTX 4080などハイエンドモデルを中心にRTX 4000シリーズラインアップを拡充していますが、これに合わせてRTX 3090やRTX 3080など旧世代のハイエンドモデルが北米で在庫処分価格での販売が行われているようです。
北米でNVIDIA GeForce RTX 3090やRTX 3080など多くのモデルが大幅値下げ。RTX 3070は日本円で5万円以下で販売。
NVIDIAではGeForce RTX 3000シリーズの後継モデルとしてGeForce RTX 4090やRTX 4080を2022年に発表しましたが、これに合わせて旧世代モデルとなるRTX 3090 TiやRTX 3090、RTX 3080 Ti、RTX 3080、RTX 3070などRTX 3000シリーズのハイエンドモデルは生産が停止されるという噂もありましたが、アメリカの家電量販店のBestbuyでこれらのグラフィックスカードが在庫処分なのか大幅値下げして販売されている事が明らかになりました。
大幅な値下げが行われているのはGeForce RTX 3090 Ti、RTX 3080 Ti、RTX 3080とRTX 3070の4モデルで、どのモデルも大幅な値下げが行われています。
最上位のRTX 3090 Tiは$1099 (日本円18万円前後)だったものが$879(14万円前後)、RTX 3080 Tiは$899(約15万円)が$719(約12万円)、RTX 3080 10GBは$699(約11万円)から$419(約6.7万円)、そしてRTX 3070が$499(約8万円)から$299(約4.8万円)とどのモデルも2~4割引と言う破格の価格での販売になっています。
今回のBestBuyでの大幅値下げは1月中旬に出現したRTX 3090やRTX 3080の製造中止に関連した動きと見られており、これだけ安い価格で買えるのは在庫品に限ると見られています。
日本では北米のBestBuyのようなセールはどのRTX 3000シリーズグラフィックカードでも行われておらず、RTX 3090やRTX 3080 Ti、RTX 3080では多くのモデルから選べるぐらい潤沢な在庫があります。また、RTX 3080については価格は2022年12月から見られている99,800円から一切変動が無く在庫処分が行われる気配はありません。
なお、RTX 3090 Tiについては20万円を下回る廉価なモデルの在庫がいつの間にかなくなっており、現在は最低259,800円が最安値となるなど在庫が枯渇しています。このように日本では北米のような大規模なセールは行われず、現在の価格を維持しながら徐々に在庫を減らしていく方法で売られていく可能性はありそうです。
RTX 4090やRTX 4080、RTX 4070 Tiについては2月は中国の春節の影響もあり減産が行われますが、その後の3月からはRTX 4080などは値下げされる可能性もある他、アッパーミドルレンジのRTX 4070など3月以降には攻勢をかける構えであるため、その下準備として今回の様な動きに出たと見られています。
価格は2~4割引きとここ数年間のグラフィックカード価格を見ているとあり得ないぐらいの価格で販売されているため、どのBestBuy店舗でも瞬時に売り切れとなっているようです。日本でもIntel Arcが売れないから投げ売りがされていましたが、RTX 3080やRTX 3090などが投げ売り状態にならないか期待したいところですね。
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