機動戦士ガンダムとコラボしたGeForce RTX 3080は限定モデルという事もあり、手に入れようとしても約25万円に迫るようなプレミア価格で取引がされていますが、ベトナムでこの貴重なガンダムコラボモデルを大量に組み込んだマイニングリグが製作されているようです。
ガンダム目当てでは無く、非LHR GPUが目当て
NVIDIAでは6月頃からEthereumマイニングに対して性能制限を課すLite Hash Rate(LHR)モデルを既存のGeForce RTX 3000シリーズGPUに導入し、徐々にマイニングが可能な既存モデルを置き換えつつあります。
このLHRモデルではEthereumマイニング性能が約半分程度にまで落ちる一方で消費電力はほとんど変りないためマイニングの効率を大きく落ちるようになっています。
このLHRモデルの台頭により非LHRモデルの価値はマイナーの間で高まる一方となっており、ベトナムでは非LHRを求めてガンダムコラボモデルのGeForce RTX 3080を組み込んだマイニングリグが作られているようです。
ガンダムコラボモデルのGeForce RTX 3080については限定モデルであり、RTX 3080の入手が困難な中で発売された事もあり世界中を見渡してもレアなモデルになっています。日本での販売価格は約25万円前後でGPUの価格が下がっている中でもプレミア価格を維持しており、アメリカなどでも$2300(約25万円前後)で取引がされているファンにとっては貴重なモデルとなっています。
疑問として上がるのは、なぜここまで貴重なグラフィックスカードが大量に供給されたのかですが、このガンダムモデルは貴重ではあるもののプレミア価格が付けられており売れ残っているとも言えます。恐らくこの業者ではプレミア価格さえ払えば手に入りやすい非LHRモデルでもあるため、高い金額を払って手に入れたのではないかと推測されます。
最近Ethereum価格は下落と同時にマイニングで手に入るEthereumの量も減少傾向にあると言われています。また、近いうちにEIP-1559と呼ばれるマイニング収益が低下する可能性のあるアップデートも控えています。そのため、どう考えても20万円以上もするRTX 3080を大量に搭載しても元が取れないように感じるのですが他に儲かる仮想通貨でもあるのでしょうか・・・
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