Intel Raptor Lake系CPUの不具合交換が大幅遅延中。第13世代CPUの在庫不足で第14世代に交換されるケースも

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Intel Raptor Lake系CPUの不具合交換が1か月が必要、交換要望に対して在庫が追い付かず。一部では第13世代CPUが第14世代に交換される事例

Intelの第13世代および第14世代デスクトップ向けCPU、特にCore i9やCore i7、そして一部のCore i5モデルにおいて、CPUの電圧設定が不適切であることが原因で、CPUが不可逆的に劣化し、不安定化する不具合が発生しています。この不具合に対し、Intelは通常3年だった保証期間を2年延長し、最大5年間の保証を行うことを発表しました。また、CPUの動作不安定についても保証交換の対象とすることを明らかにしています。

しかし、この不具合の影響を受けたCPUが想定以上に多いことから、最近ではCPUの保証交換を申し込んでも1か月程度の待ち時間が発生している事例が報告されています。

Redditに投稿されたユーザーの報告によると、Core i9-13900Kの動作が不安定化したため、Intelのカスタマーサポートを通じて交換をリクエストしたところ、保証交換は承諾されたものの、Intelから在庫がないため出荷までに4~5週間程度の時間が必要であることを知らせるメールが届いたとのことです。

このような保証交換の遅延は、特にCore i9-13900Kなど第13世代のハイエンドモデルで顕著に発生しており、すでに旧世代で製造台数も減少しているため、不具合対応のリクエストに対して供給が追い付かない状況が続いているようです。

さらに、一部のユーザーからは、Core i9-13900Kの保証交換を申請したところ、在庫不足のためにCore i9-14900Kに交換されたという報告も出ています。これにより、今後は第13世代Raptor Lakeの保証交換申請に対し、在庫がない場合は後継モデルへの交換が提案されるケースが増えるかもしれません。

コメント

Core i9-13900Kなどの第13世代Raptor Lakeは2022年に発売されたモデルであり、すでに生産量が減少していることもありますが、Intelの予想を上回る保証交換申請数が寄せられているとも考えられます。この状況は、現在財政的に厳しい状況にあるIntelにとって、さらなる負担となる可能性があります。

しかし、消費者にとっては、Core i9-13900Kが在庫不足によりCore i9-14900Kに交換されるというのは、性能向上も見込めるため不利益は少なく、交換が遅れるよりも良い対応と言えるでしょう。

ソース

Intel currently “out of replacements” for defective 13/14900K units | Reddit

https://www.reddit.com/r/intel/comments/1f86w3n/intel_currently_out_of_replacements_for_defective/

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 13世代から14世代になればラッキーだけど消費電力上がるし性能あんま変わらんしどっちでもええみたいな感じにはなる
    売値考えると新しいほうが得か

  • 足りないからって欠陥品を追加生産する位ならもう少しで発売される15世代の同ランク品と交換してくれた方が自分だったら嬉しいw

  • BTOやメーカーPC等、自分でBIOS更新出来ない人はそのまま使ってどんどん壊すので大変でしょうね。
    それほど長期間生産を続けないと思うので、今後14900Kも用意出来なくなりそうです。
    出来合いのPCだとCPUが交換出来ない場合は、PC本体丸ごと返金になるんでしょうかね。

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