Raptor Lake-S 無印モデルは前世代より28~64%性能向上。Core i5-13500が最大の伸び

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Intelでは現在発売されているRaptor Lake-Sからオーバークロック機能を省き、エントリーからミドルレンジ向けモデルを2023年1月に新たに追加投入しますが、今回この追加投入されるモデルのベンチマーク情報が出現、Core i5-13500をはじめ多くのモデルが前世代モデルより大幅な性能向上が記録されているようです。

目次

2023年1月発売のRaptor Lake-Sのベンチマーク情報出現。前世代に比べてCore i5-13500は64%、Core i5-13600は59%と各モデル大幅向上。

Intelでは第13世代デスクトップ向けCPUのRaptor Lake-Sの内、オーバークロック機能を省いた無印モデルおよびエントリーからミドルレンジモデルを2023年1月に追加投入をしますが、これらのモデルについてchi11eddog氏がマザーボードメーカーから入手した性能に関するリーク情報を公開しています。

ベンチマークはCinebench R23を用いられており、マザーボードやメモリー構成は共通で、Core i9-13900、Core i7-13700、Core i5-13600、Core i5-13500、Core i5-13400とこれらCPUのAlder Lake-Sモデルと比較が行われています。

シングルコアではCore i9-13900が前世代モデルに対して10%、Core i7-13700、Core i5-13400が6%の性能向上を記録している一方で、Core i5-13600とCore i5-13500は3~4%と小幅な伸びになっています。

このシングルコアのスコアについては動作クロックの影響を大きく受けるため、例えばCore i9-13900については最大5.8 GHzとCore i9-12900の5.1 GHzより14%向上、Core i7-13700も4.9 GHzから5.2 GHzと6%向上など動作クロックの向上によってスコアが伸びていると見られています。

マルチコアのスコアはシングルコアと異なり、コア構成によるスコア向上が大きくなっています。

この中で最も大きなスコア向上を見せているのがCore i5-13500で、Core i5-12500に比べると64%もスコアが伸びています。このCPUについては6P-0E構成から6P-8E構成とE-Coreが8コア追加された事によって性能が大きく向上したと見られています。Core i5-13600も6P-0E構成から6P-8E構成へ変更された事で59%と大幅なスコア向上を記録しています。

Intel Core i5-13500のベンチマーク出現。性能はCore i5-12500より1.5倍

Core i9-13900もi9-12900の8P-8Eから8P-16E構成へ変更された事で50%の伸び、Core i7-13700も8P-4Eから8P-8Eに変更された事で34%のスコア向上を記録しています。

スコアの伸びが最も小さかったのがCore i5-13400で28%を記録しています。Core i5-13400はCore i5-12400の6P-0Eから6P-4EへE-Coreが4コア増やされていますがCore i5-13600/13500のE-Core追加の半分に留まる他、Core i7-13700と同じ4コア増でも動作クロックが低い事からスコアが最も伸び悩んでいると見られています。

 

今回リークされたRaptor Lake-Sの無印モデルについては2023年1月3日に発表および発売が行われる見込みで、新たに登場するB760マザーボードの他に、既に発売がされているZ690やZ790、B660マザーボードとも互換性がありライバルでもあり高価格なAMD Ryzen 7000シリーズに対して大きなプレッシャーを与える存在になると考えられます。

AMDはCPU自体は競争力あるので、Intelに対抗するつもりがあるのならマザーボードの値段を下げてくれ・・・


 

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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