Radeon RX 9070 XT がRDNA4最上位モデルとして登場。命名規則が大変更
AMDは2025年1月に開催されるCES 2025にて、現行のRadeon RX 7000シリーズの後継モデルとしてGPUに新世代のRDNA4アーキテクチャーを採用するグラフィックカードを発表すると見られており、このモデルは順当に行けばRadeon RX 8000シリーズと命名されると考えられていましたが、AMDは数字を1世代飛ばし、RDNA4世代のグラフィックカードについてはRadeon RX 9000シリーズかつNVIDIAと同じく3桁目をグラフィックカードの性能を示すモデル名とすることがリーク情報として登場しています。
AMDはGCNからRDNAへアーキテクチャが刷新された時にRadeon RX 500シリーズからRadeon RX 5000シリーズとモデル名を大きく変更しています。ただ、ここからはRDNA2でRX 6000シリーズ、RDNA3世代でRX 7000シリーズと順番に数字を進めていっています。また、各モデルのモデル名も2桁目に製品の性能を示す数字が入るなど基本的なモデル名の構成は大きく変えられていません。
しかし、RDNA4からはRadeon RX 9000シリーズということで数字を1つ飛ばす他に、性能を示す数字も2桁目から3桁目に移動するとのことで、今回明らかにされている7を用いるモデルはRadeon RX 9070 XTというモデル名になります。
AMDがRDNA4世代でRadeon RX 8000シリーズから9000シリーズに数字をなぜ飛ばした理由は明らかにされていませんが、RDNA3のRadeon RX 7000シリーズに対して、一部機能を改良したRDNA3.5がノートPC向け高性能APUのStrix Halo(Ryzen AI MAX+)で搭載されこれがRadeon 8060SなどRadeon 8000シリーズを名乗っています。そのため、RDNA4に関してはRadeon RX 9000シリーズと言うモデル名に変更されたと考えられます。
GPUアーキテクチャー | モデル名 |
---|---|
RDNA | Radeon RX 5000 |
RDNA 2 | Radeon RX 6000 |
RDNA 3 | Radeon RX 7000 |
RDNA 3.5 | Radeon 8000S (Strix Halo APU専用GPU) |
RDNA 4 | Radeon RX 9000 |
なお、現時点でRadeon RX 9070 XT以外のモデルは明らかにされていませんが、RDNA4世代のグラフィックカードは主にミドルレンジモデルを中心としたラインアップになると言われており、初代RDNAに似たラインアップになると言われています。そのため、このRX 9070 XTが最上位モデルの場合、それ以外のモデルとしてはRX 8700、RX 8600 XTとRX 8500 XTなど合計4モデル構成になる可能性があります。
なお、現時点でRadeon RX 9070 XTはNavi 48と呼ばれる64基のCompute Unitと256-bit、16GBのGDDR6を搭載することでGeForce RTX 4080にも迫る性能を実現すると言われており、価格次第ではIntel Arc B580に続くNVIDIA製グラフィックカード以外で大ヒットとなるグラフィックカードになるかもしれません。
[显卡] 没有9800XT | Chiphell
コメント
コメント一覧 (3件)
桁数に関してなのですが、
多数の人は右からではないでしょうか?
人によっては左からと言う人もいるようですが。
@@の位に変更された
の方がわかりやすいと思います。
AMDのGPU部門も表立ってバチバチにやりあう意思表明かな
最後のRDNAなんで9000番代を使うんでしょうね
次世代のUDNAはRXは辞めて別の名前で1000番代からやり直しでしょうかね