Radeon RX 9070 XTのFurmark 4Kベンチ結果がリーク。GeForce RTX 5070 Ti並の性能
AMDはRDNA4アーキテクチャを採用するRadeon RX 9070 XTとRX 9070を2025年2月28日に正式発表し、3月6日に発売予定ですが、このグラフィックスカードについては競合のGeForce RTX 5070 Tiのコストパフォーマンスや入手性がかなり悪いことから相対的に注目と期待が高まっている状態にありますが、今回この2つのGPUの内、上位モデルとしてラインアップされるRaedon RX 9070 XTのFurmark 4Kベンチマークの結果が登録されていることが発見され、競合のRTX 5070 Tiに対して遜色ない性能を発揮することが明らかになりました。
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Furmarkのベンチマーク結果に登録されているのは「Radeon RX 7800 XT」と記載されていますが、デバイスIDがGeekbenchに記録されたRadeon RX 9070 XTのものと同じことから、GPU名が偽装されたRadeon RX 9070 XTでベンチマークが行われているようです。
そんなRadeon RX 9070 XTの結果は4K解像度で7931ポイントを記録しており、消費電力は最大348Wを記録しています。
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他のグラフィックスカードとの比較では、Radeon RX 9070 XTが記録したスコアはRadeon RX 7900 XTXにと同等レベルと言え、GeForce RTX 4080に対しても2.5%しか劣らない結果を出すなどかなり優秀なスコアになっています。また、ドライバーも2024年12月時点のベータ版を使ってのベンチマークであるため、ドライバーの最適化が進んだ市販版ではRTX 4080を超えるスコアも期待できるかもしれません。
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2月20日に発売されたGeForce RTX 5070 TiではCPUやOSなどの構成は異なるものの、7936ポイントを記録しているため、Radeon RX 9070 XTと比較した際に同等レベルのスコアになっているようです。
このFurmark 4Kのベンチマークはラスタライズのみで、GPUのシェーダー性能を測ることに長けたベンチマークであるため、実際のゲーミングではメモリー周りやTMU、ROPなどの性能も求められるためこれとは異なる結果になる可能性もあります。ただ、Videocardzが関係者から入手した情報によると、Radeon RX 9070 XTのゲーミング性能はRadeon RX 7900 GREに対して40%向上を記録しているとのことで、GeForce RTX 5070 Ti並のゲーミング性能は持っている可能性がかなり高いと言えそうです。
あとはRadeon RX 9070 XTの販売価格ですが、現時点ではRTX 5070 Tiと同じ$750 (148,800円)に設定されると噂されていますが、RTX 5070 Ti自体、$750で販売されたモデルは皆無でほとんどのモデルは$900、日本では18万円ぐらいで販売されています。そのため、Radeon RX 9070 XTの性能が今回のベンチマークの通り、RTX 5070 Ti並であれば$750、日本円で148,800円ぐらいで販売されてもそこそこ高い競争力と魅力を持ったグラフィックスカードになると言えそうです。(欲を言うと14万円切ってほしいですけど)
FurMark 4K (Radeon RX 9070 XT) | FURMARK
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