Radeon RX 9060 XT 16GB版のOCモデルが5万円台にまで値下がり。
AMDが2025年6月に発売したミドルレンジモデルとして初めてRDNA4アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 9060 XTは競合のNVIDIA GeForce RTX 5060 Tiに近い性能でありながらも価格が20%程度安価であることから比較的人気が高いグラフィクスカードになっていましたが、そんなRadeon RX 9060 XTですが、発売から1カ月を経ずに既に発売時に設定された定価を下回る価格で販売されていることが明らかになりました。

ASRock Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC (RX9060XT CL 16GO) | ドスパラ
Radeon RX 9060 XTにはVRAMを16GB搭載したモデルと8GB搭載したモデルの2種類存在していますが、ミドルレンジ向けとはいえ最近のゲームは多くのVRAMを使用することから数年間使うことを考えると16GB版が必須と言えます。ただ、16GB版については発売当初は6.4万円程度で販売されていましたが、ドスパラでASRock製Radeon RX 9060 XT Challengerが59,800円と6万円を切る価格で販売され始めています。
特に注目すべきはこのモデルは一般的に価格が高く販売されがちなOCモデルであり、ブースト時は最大3.29 GHzで動作するため定格モデルよりさらに高いパフォーマンスが期待できます。
GPU (16GBモデル) | 1FPSあたりのコスト (ラスタ/レイトレ) | FPS (ラスタ/レイトレ) | 販売価格 |
---|---|---|---|
Radeon RX 9060 XT (実売最安値) | 854円/920円 | 70/65 | 59,800円 |
GeForce RTX 5060 Ti (実売最安値) | 1068円/935円 | 71/81 | 75,800円 |
Hardware Unboxedが行ったレビューでのラスタライズ性能やレイトレーシング性能を基にコストパフォーマンスを計算するとラスタライズメインで使うのであればRX 9060 XT 16GBはRTX 5060 Ti 16GBを大きく上回るコストパフォーマンスを発揮しています。また、レイトレーシングではRX 9060 XT 16GBの絶対的な性能はRTX 5060 Ti 16GBに20%近く劣るものの、コストパフォーマンスで考えると同等であるためミドルレンジ向けグラフィックスカードとしては魅力的な選択肢になると言えそうです。
コメント
コメント一覧 (2件)
何をするにも16GB以上が必須になってるからこれは朗報
ありだな