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Radeon RX 9060 XT のGeekbench結果が登場。性能はRX 7600 XTから約30%向上

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Radeon RX 9060 XT のGeekbench結果が登場。性能はRX 7600 XTから約30%向上

AMDは2025年6月5日にミドルレンジ向けグラフィックスカードのRadeon RX 9060 XTを発売しましたが、すでにそのサンプル品がレビューアーなどに渡り始めたのか、同グラフィックスカードで計測されたGeekbench OpenCLとVulkanの結果が登場し、大まかな性能が明らかになりました。

Geekbenchに登場したRadeon RX 9060 XTは16GBモデルで、Geekbench上では動作クロックは最大2.78 GHzで動作していることが記録されていますが、同グラフィックスカードの最大クロックは3.13 GHzに設定されているため、Geekbench側が正しく読み込めていないのか、最大性能を隠すために低めで動作する設定になっている可能性があります。

そんなRadeon RX 9060 XTの性能はOpenCLでは109,315ポイント、Vulkanでは124,251ポイントを記録しています。

グラフィックスカードOpenCLVulkan
Radeon RX 9070 XT158,990181,320
Radeon RX 7800 XT140,279156,865
Radeon RX 7700 XT122,276141,288
★ Radeon RX 9060 XT109,315124,251
Radeon RX 7600 XT83,31399,223

このスコアは先代のミドルレンジモデルのRadeon RX 7600 XTに対してはOpenCLでは31%、Vulkanでは25%とかなり大きな性能向上を記録しています。一方で、先代の上位モデルにあたるRadeon RX 7700 XTに対しては約11~12%ほど劣る性能になっています。ただ、OpenGLやVulkanに関しては実際のゲーミング性能を正確に示すベンチマークではなく、特にRDNA4アーキテクチャではGeekbench以上の性能をゲーミング時には叩き出せていることが確認されています。実際にRX 7800 XTに対して15%優れた性能を示すRX 9070 XTは実際のゲーミングでは40%近く高い性能を叩き出しています。

そのため、Radeon RX 9060 XTに関してもGeekbenchベンチマークでは目を見張る性能は出せていませんが、実際のゲーミング時にはもう少し高い性能が期待できる可能性があるため、今後登場するであろう3DMark系ベンチマークや実際のゲーミング時の性能などに注目が集まります。

ソース

Radeon RX 9060 XT | Geekbench 6 Vulkan

https://browser.geekbench.com/v6/compute/4228155

Radeon RX 9060 XT | Geekbench 6 OpenCL

https://browser.geekbench.com/v6/compute/4228143

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • どっかのリフレッシュ品5060とはちゃうねえ

  • あっと失礼
    上記スコアですがVulkanベンチの数値とOpenCLベンチの結果が反対でした
    9070XTのVulkanスコアよりもほぼ同性能だつた7900XTXのVulkanスコアが137%上の結果でったことは変わりません
    ちなみにこれが9070無印(158,520)と7900XT(206,494)との比較でも約1.3倍の差があるので実態としてRDNA4とRDNA3で出るVulkanスコアには実際の性能レベルとの大きな乖離があることは間違いありません

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