Radeon RX 9060 XT の動作クロックが判明。最大3.2 GHzで消費電力は増える見込み?

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Radeon RX 9060 XT の動作クロックが判明。最大3.2 GHzで消費電力は増える見込み?

AMDは2025年第2四半期(6月)までにミドルレンジグラフィクスカードのRadeon RX 9060 XTを発売することを明らかにしており、ライバルのNVIDIAが同じクラスのGeForce RTX 5060 Tiを本日22:00に発表することから、RX 9060 XTも近いうちに発表されると見られています。

そんな、Radeon RX 9060 XTですが、Videocardzが同グラフィクスカードの詳細仕様を入手し、コア数や動作クロック含めたスペック情報がリークされています。

Radeon RX 9060 XTに搭載されているGPUはNavi 44 XTが搭載される予定で、これはRDNA4アーキテクチャーを採用する2つのGPUの内、下位モデルに当たるGPUになります。内蔵されるCompute Unit (CU)は32コアで、Streaming Processorsは2048コアと言うことでこのあたりは先代のRX 7600 XTから変更はなく、据え置きになっています。ただ、RX 9060 XTでは動作クロックが大きく引き上げられる見込みで、ベースクロックは2.62 GHzに設定され、ブーストクロックは最大3.23 GHzとなり、一部のOCモデルでは3.3 GHzにも達するとのことです。

先代のRX 7600 XTではブーストクロックが最大2.66 GHzに設定されていたため、今回のRX 9060 XTでは動作クロックが21%も引き上げられたことになり、RX 7600 XTに対してRDNA4化による性能向上などを加味すると控えめに見積もってもGeForce RTX 4060 Tiを超える性能は確保できていると言えそうです。

メモリーは既に他のリークでも明らかになっている通り、GDDR6を8GBまたは16GB搭載するとのことですが、GDDR6の動作速度は20 Gbpsに設定されるとのことで、これにより帯域幅は320 GB/sを発揮することになります。これは先代のRX 7600 XTからは11%向上しています。

RX 9060 XTの消費電力についてはまだ明らかにされていませんが、推奨される電源ユニットは定格モデルが500W、一部のOCモデルは550Wに設定されるとのことでこれは現行のRX 7600 XTの推奨450Wからは増える見通しです。そのため、グラフィクスカード本体のTGPに関しては200Wを超えるなどミドルレンジとしては比較的高めな設定になるかもしれません。

なお、VideocardzによるとRX 9060 XTの具体的な発売日などは明らかにされていないとのことですが、AIB各社は5月開催のComputex 2025にRX 9060 XTの展示を行う計画とのことです。そのため、正式発表に関してはまもなく行われ、遅くとも5月中にはRX 9060 XTが発売される方向で計画されていると言えそうです。

ソース

AMD Radeon RX 9060 XT features 2048 cores, boost clock of 3.2 GHz | Videocardz

https://videocardz.com/newz/amd-radeon-rx-9060-xt-features-2048-cores-boost-clock-of-3-2-ghz

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