CES 2021にて発表が予定されているAMD Radeon RX 6000シリーズのアッパーミドルレンジモデルに当たるRadeon RX 6700シリーズですが、発表は1月にされるものの、実際の発売は3月末になる模様です。
RTX 3070相当の価格で3月末頃~4月初旬に登場
AMD Radeon RX 6700 XT & Radeon RX 6700 ‘Navi 22’ Graphics Cards Reportedly Launch in March
AMDのアッパーミドルレンジモデルに当たるRadeon RX 6700 XT及びRX 6700では現行のRadeon RX 5700と同等の価格帯で登場する見込みとなっています。そのため、価格帯としては$500程度になると見込まれています。数字で分かるように、競合となるのはNVIDIAのGeForce RTX 3070と見られており価格面ではRTX 3070が$499で登場しており、非常に近いですがパフォーマンス面でも同等かそれ以上を目指すモデルとなる見込みです。
このRadeon RX 6700 XT及びRX 6700はCES 2021にて発表が予定されていますが、フランスのテック系サイトのCowcotlandによると、CES 2021にて発表はされるものの実際の発売は早くて3月末、遅くて4月初旬になる可能性がある事が明らかになっています。
AMDでは既に発売しているRadeon RX 6900 XTやRX 6800 XT、RX 6800などが依然として品薄状態となっており3月発売と言うのは在庫などを潤沢に蓄えてから発売する事が考えられます。
また、現在登場しているGPUのほとんどで採用されているGDDR6は供給不足気味でその状態が2月頃まで続くという話が過去に出ています。
GPU品薄は2021年2月まで続く可能性。原因はGDDR6の供給不足
ライバルであるNVIDIAでは、ミドルレンジモデルであるGeForce RTX 3060 Ultraなどラインアップ拡充を1月中にも予定している中、Radeon RX 6700 XTやRX 6700の発売を3月末から4月初旬へ大きく遅らせているのは、売り上げに悪影響がある事は間違いありません。それでも、このような発売時期になってしまうのはAMDでは依然としてGPU製造に必要な部品などの供給が上手くいっておらず需要を満たすだけの生産が出来ない状態が続いている事が示唆されます。そのため、Radeon RX 6900 XTやRX 6800などでも同様に品薄が解消されるのにあと数か月はかかるかもしれません。
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