4月頃、Radeon RX 6900 XTXのリファレンス水冷モデルと見られるモデルの画像が出現しましたが、同様のモデルが中国のBTO PCにて搭載がされるようです。
中国のBTOにてリファレンス水冷モデルのRadeon RX 6900 XTXが採用
4月頃、Radeon RX 6900 XTXと呼ばれるリファレンス水冷モデルを採用したRadeon RX 6900 XTより上位モデルのリーク画像が出現しましたが、何らかの理由でこれらのモデルはお蔵入りされたと考えられていました。
Radeon RX 6900 XTXの水冷リファレンスモデルが出現。発売予定なし
しかし、Chiphellからの情報によると、中国のBTOメーカーでRadeon RX 6900 XTXを採用したモデルが登場したようです。
ラジエーターは120mm。価格はGPU単品で21万円程度と推察?
Radeon RX 6900 XTXを採用するBTOは中国のローカルメーカーのものと見られており、天猫にて予約受付が開始されています。ただし、現在は在庫が無いためか値段が999,999円と言う価格に変更されているとの事です。出品された当初は約350,000円の価格で設定されていました。価格設定としては、採用されているRyzen 9 5900Xが7万円、ケース、マザボ、メモリー、PSU、NVMe SSDが合計で5~7万円と考えると、GPU単体では最大でも約21万円になるため、リファレンスモデル比べてXTXモデルは大幅に高い訳ではないようです。(21万円なら今のご時世では安い方です)
Radeon RX 6900 XTXのデザインは、過去に登場したRadeon RX 6900 XTXとほとんど同じで空冷式のリファレンスモデルを踏襲していますが、横に冷却水が見える独特なデザインが施されています。また、ラジエーター側は120mmとなっており、前回リークされたのと全く同じ仕様になっています。
このRadeon RX 6900 XTXのリファレンス水冷採用モデルは、お蔵入りになったと見られていましたが、どうやらBTOモデル専用として出荷されるようです。なお、リテール版も登場するかについては不明となっています。
Radeon RX 6900 XTXではTDP 300Wを越えると見られているため、120mmのラジエーターで冷却するのは少し無理があるように感じますが、過去にGeForce RTX 3080を120mmラジエーターで冷やしたことがありますが、Furmarkを30分ぐらい動かしていても水温は最大で55度程度になりますが、GPU温度は65度でブーストが維持された状態となっていたため、120mmでもなんとか冷やす事は可能かもしれません。ただ、水温が60度付近なのはよろしくないですが・・・
Linus Tech TipsでもRTX 3090を120mmラジエーターで冷やしてGPU温度は66度程度を維持していました。ただ、当たり前ですが温度が高いため120mmは理想では無いと断言しています。
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