Qualcommが各社OEMのAndroidアップデート長期化に向けた取り組み中。2024年後半にも方針などを発表へ

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Qualcommが、各社OEMが長期間Androidアップデートを受け取れるように取り組んでいる模様。2024年後半にも対応製品を投入予定

Androidスマートフォンに関してはここ最近はサムスンやGoogle PixelなどではAndroidのOSアップデートなどを5年以上に渡ってサポートするなどスマートフォンを長い間に渡って使えるように取り組んでいるものの、他のメーカーがこの動きに追従する気配はありません。

この主な原因はAndroidスマートフォンに搭載されているチップセットが1つの大きな原因として挙げられており、Androidの最新バージョンへのアップグレードを受けるのに必要なチップセットメーカーのサポートが2~3年程度で終了してしまい、これが原因で各社OEMではサポートを1回または2回程度で打ち切ってしまうようになっています。

この問題についてQualcommは認識をし始めており、同社の副社長兼ハンドセット部門本部長のChris Patrick氏は近いうちにこれらの問題を解決するための取り組み内容を発表することを明らかにしました。

OEMそしてコンシューマがセキュリティーアップデートや最新のAndroidバージョンにアップグレードすることが複雑であるとともに高コストです。そのため、GoogleやOEMと共にインラインコードの構造を変えるなどこれらのアップグレードを行う方法を変えようとしています。また、これらの取り組みについて今年後半には皆様にお知らせすることができると考えています。

Chris Patrick Qualcomm 副社長兼ハンドセット部門本部長

Qualcommでは同社のチップセットがAndroidアップデートを阻む大きな原因では無いとのことですが、障害の1つになっていることは認識しているようで、GoogleとOEMとともにアップデートが容易に行えるような取り組みを行っているとのことです。また、同時にこの取り組みの成果についても2024年後半には発表できるとのことです。

同社が2024年10月に最新鋭フラッグシップチップセットのSnapdragon 8 Gen 4を発表する計画ですが、このチップセットは非常に高価で搭載スマートフォンは今以上に値上がりすると考えられています。そのため、このチップセットと同時にアップデートに向けた取り組みが明確にされれば、ユーザーとしては高価なスマートフォンを購入しても長期間使えるなど購入をためらう理由の1つを排除することができるなど、Qualcomm側にとってもメリットのある取り組みであると言えそうです。

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ハイエンドのAndroidスマートフォンは非常に高価なモデルも増えているのですが、アップデートが5年以上サポートされるのはサムスンGalaxyかGoogle Pixelぐらいで他のモデルは長くても3年あるか無いかぐらいが主流になっています。そのため、QualcommがAndroidアップデートしやすい仕組み作りを行うのは評価できるとともに、ユーザーにとってはAndroidスマートフォンを長期間安心して使えるほか、下取り価格の改善など副次的な効果にも期待が出来そうです。

ソース

Qualcomm wants OEMs to have easier time updating Android, will announce something later this year | Android Authority

https://www.androidauthority.com/qualcomm-updates-oems-2024-3455346

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