PlayStation 5では825GBの内蔵ストレージを有していますが、より多くのゲームをインストールしたい人のためにPCIe Gen4.0対応のM.2対応スロットが装備されています。ただし、現時点ではM.2拡張スロットは機能は有効化されていませんが、ソニーはこの機能を夏ごろに有効にするとBloombergにて報じられています。
内蔵ストレージは667GB。ゲームは1本150GB程度
Sony to Open PlayStation 5 for Storage Upgrades in Summer – Bloomberg
PlayStation 5では825GBの内蔵ストレージがありますが、システム用の領域などが存在し、実際にユーザーが使える容量は667GBとなっています。一方で、最近発売のゲームでは解像度の高いテクスチャや広大なマップなどから容量が膨れ上がる傾向にあり、Call of Duty Black Ops Cold Warでは合計150GB近くあり、Warzoneも遊びたければ150GBで計300GBも使う事になります。
そのため、多くのゲームをプレイする人にとって667GBでは足りない事が想定されていた事からソニーはPlayStation 5にM.2対応スロットを用意しユーザー自身でストレージを拡張できるようにしています。ただしこの拡張スロットは現時点では対応しておらず、M.2 SSDを接続してもPlayStation 5が起動しない状態になっています。
夏目途にM.2 SSDをサポート予定。冷却強化オプションも追加
内蔵ストレージが一部のゲーマーにとってボトルネックとなっているPlayStation 5ですが、ソニーの内部情報に精通した人間によると、M.2拡張スロットを有効化するアップデートを夏頃を目途に準備しているとの事です。また、このアップデートに合わせて冷却ファンをより高回転まで回せるオプションも追加されるとしています。
As previously announced, we are working to enable M.2 SSD storage expansion for PlayStation 5. The timing has not been announced and details will be shared later,
ソニーの広報担当によると、「事前に公表した通り、ソニーではPlayStation 5のM.2 SSDストレージ拡張対応に向けて準備を進めています。ただし、時期や詳細については追って公表がされます」と発表しています。
PlayStation 5の性能をフルに活かせるM.2 SSDはPCIe Gen4.0対応品である事は必須条件でありますが、PCIe Gen4.0対応品は安くても500GBで1万円程度するものが主流です。1TBとなると最安値1.5万円、性能面で定評があるサムスンやWestern Digitalになると2万円前半など非常に高価です。そのため、実際に拡張スロットを利用する人は序盤はあまり多くなさそうな気がします。
コメント