PlayStation 5 (PS5)の箱から8K表記が消され始めている事が判明。PS5 Proに備えた動き?
PlayStation 5 (PS5)は4K解像度でゲームなどのプレイができる事は有名ですが、本体の仕様としてはHDMI 2.1に対応しているため8K/60Hzでの画面出力にまで対応しているため、PS5の外箱には8Kのロゴが同等と記載されていました。しかし、7月17日に発売されるPS5本体と原神のギフトパックが付属された『PS5″原神”ギフトパック』など近日中に発売される特別版や最近出荷されているPS5では『8K』のロゴが消されている事が明らかになりました。
8Kロゴが消されている事は海外で明らかになっているのですが、2023年10月から発売された新型PS5も最初は8Kロゴが記載されていたため、具体的にいつ消えたかは不明となっています。ただ、ヨドバシカメラやビッグカメラと言った家電量販店の販売サイトに掲載されているPS5はまだ8Kロゴが記載されているのですが、海外のAmazonに掲載されているパッケージ画像からも8Kロゴが消されているなど統一はされていない状況のようです。
ソニーが8KロゴをPS5から削除している理由は明らかにされていません。ただ、現状は8K対応テレビやモニターが非常に少ないほか、例え8K出力ができても、ゲーム自体が8K解像度で描写しているケースはほとんどないなど、8K対応が商品力に及ぼす影響が非常に小さい事が挙げられます。
また、2024年秋以降に発売すると言われているPlayStation 5 Pro (PS5 Pro)では性能向上が図られたAPUに加え、PSSRと呼ばれるアップスケーリング技術を用いて劣化が少ない状態で4Kに加え、8K解像度にアップスケーリングする事が可能になっていると言われています。そのため、ソニーでは通常版PS5からは8Kロゴを消し、PS5 Proで8Kロゴを復活させることで差別化を図る事を考えている可能性があります。
現行のPS5ではHDMI 2.1を備えているため理論上は8Kまで出力できますが、ゲームを8Kで描写できるほどの性能を持っていないこのに加え、そもそも8Kモニターやテレビも非常に少ないことから8Kロゴを消してしまっても気づかないのが正直なところです。また、現行PS5からは8Kロゴを消し、PS5 Proではアップスケーリング技術なども備えられているため、このタイミングで8Kロゴを復活させて、8K対応ゲーム機としてアピールし直す事も十分考えられます。
John Linneman | X (Twitter)
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