GeForce RTX 3060はTi越え価格で販売予定。性能は前世代より19%高速。

2月25日に発売されるNVIDIA GeForce RTX 3060ですが、最近のGPU不足の影響で既に上位モデルのRTX 3060 Tiより高い価格で予約が受け付けられているようです。また、性能面についてはRTX 2060より約19%程高速であることがベンチマークで明らかになっています。

ASUS、MSI、ZOTAC製みな希望小売価格を大幅に上回る価格で販売予定

NVIDIA GeForce RTX 3060 Custom Model Prices Unveiled – ASUS Models Start at $489.99, MSI at $484.99 & ZOTAC at $499.99 US (wccftech.com)

RTX 3060 – Exclusive pictures and pricing – Coreteks

NVIDIA GeForce RTX 3060は公式には希望小売価格は北米では$329（日本：49980円）となっていますが、Coreteksからのリーク画像によると、この希望小売価格を大幅に上回る価格で販売される見込みとなっています。

• MSI RTX 3060 Gaming X Trio $514.99
• MSI RTX 3060 VentusX2 $484.99
• Zotac RTX 3060 Gaming $499.99
• Asus RTX 3060 ROG Strix $499.99
• Asus RTX 3060 TUF Gaming $489.99

どのグラフィックカードも希望小売価格を最低でも$150以上（1.5万円）上回る価格が設定されておりRTX 3060 Tiと同等の価格帯での販売となっています。

この写真に付いて、北米の量販店で撮影された画像と見られていますがどこのチェーン店（MicrocenterやBestBuyなど）かは判明していません。ただ、在庫数に関しては奥までびっしりと箱が詰められている事からかなりの数が用意される模様です。これは恐らくGeForce RTX 3060ではRTX 3070やRTX 3060Tiより小型なGA106ダイを使っており、より製造が安易である事からこのように在庫数が確保できていると見られています。

ゲーミング性能面ではGeForce RTX 2060を約19%程度上回る模様

NVIDIA GeForce RTX 3060 is 19% faster than RTX 2060 in Ashes of the Singularity – VideoCardz.com

恐らく、NVIDIA RTX 3060の性能について調べるとマイニング性能について出てくる事が多く、肝心な性能についての情報があまり出てきていませんが、多少は参考になりそうな”Ashes of the Singularity”のベンチマークが出現しました。

性能面では、RTX 3060では平均して6700ptを記録し、平均fpsは68fpsとなっています。この結果を同一レビューアーが掲載している旧来のモデルで比較すると、RTX 2060に対しては5650ptと57fpsで約19%向上、RTX 2070に対しては6166ptで63fpsである事から約9%向上となっています。一方で現行モデルで比べるとRTX 3060 Tiに対しては約85%程度の性能に留まっています。

NVIDIA GeForce RTX 3060の価格ですが、絶望的な価格設定と言えます。メインストリーム向けGPUでありながら、ハイエンドに区分されるRTX 3070でさえも視野に入ってくる価格設定であることから買う事を躊躇する価格と言えます。日本では希望小売価格が49980円と言うミドルレンジモデルとしては若干高めの価格設定となっていましたが、これよりも高い価格で販売される事は覚悟しておく必要がありそうです。唯一の救いはリークされた画像を見る限り在庫数はたっぷり確保されていそうですので、即品切れみたいな状況にはならないと思います。

性能面ではGeForce RTX 2060に対して約19%向上と言う数字となっているため、1080pでのゲーミングにおいては最近発売されたゲームであれば最高に近い画質で60fpsでのプレイは可能と言えます。ただし、最高画質で1080p以上の解像度で60fps以上でゲームを楽しみたいのであれば、素直にGeForce RTX 3060 TiかRTX 3070などを視野に入れた方が良いと言えます。（買えればの話ですが・・・）