PlayStation 6 (PS6) 搭載のUDNAはRDNA 4の2倍のレイトレ性能。メモリーは24GB構成の可能性
ソニーはPlayStation 5 (PS5)の次世代機にあたるPlayStation 6 (PS6)を2027年以降に発売することを計画しており、まもなくハードウェアの仕様含めて固定されると見られていますが、今回このPS6についてリーカーから大まかな性能や想定されるメモリー容量に関する情報が登場しました。
NeoGAFの掲示板にて度々次世代PSPやPS6のチップセットに関するリーク情報を掲載しているKepler_L2氏がPS6で搭載される予定のAMDのグラフィックスアーキテクチャのUDNAに関する大まかな性能を明らかにしています。

Kepler_L2氏によるとUDNAアーキテクチャのグラフィックス性能については通常のラスタライズ性能はRDNA 4に対して20%程度の性能向上になることを明らかにしていますが、一方で長年AMDの弱点でもあったレイトレーシング性能は2倍近く向上するとのことです。レイトレーシング性能はRDNA 3からRDNA 4へアーキテクチャが刷新された際にも大幅な性能向上が行われていますが、UDNA化に伴いさらに大幅な性能向上を実現することで、NVIDIAが同時期に投入するRubin世代に迫るレイトレーシング性能を実現する可能性があります。
また、このレイトレーシング性能と同時にアップスケーリングなどに用いるAI処理性能にも大幅なテコ入れが行われる見込みで、こちらもRDNA 4に対して2倍ほどになるようです。
なお、UDNAに加えZen系CPUを含むAPUチップセットの構成に関しては過去に3D V-Cacheを搭載する可能性が指摘されていましたが、Kepler_L2氏によると3D V-Cacheは搭載されないことを明らかにしています。この点については恐らくメインメモリーにGDDR7などを使えることから一般的なPCよりメモリーへのアクセスが高速であり、3D V-Cache化によるコストに対して得られるメリットが少ないため非採用になると考えられます。

ここ最近のゲームではVRAM容量を多く使うゲームも増えてきておりPS6でもメモリー容量の増加が行われることはほぼ確実と見られていますが、この点について現時点でPS6の具体的なメモリー容量はまだ決定されていないようです。ただ、コスト面でGDDR7を採用するもののモジュール数は8個となり、バス幅は256-bitになると見られています。ただ、開発時点でGDDR7のモジュールサイズは3GBで、4GBモジュールは2027年には間に合わない可能性が高いことから最終的にはメモリー容量は24GBになる可能性が高いことを明らかにしています。
PS6については2027年以降に発売される見込みで、チップセットのテープアウトも年内に行われると噂されているため今後PS6に関するリーク情報も増えてくると見られてきますが、現行のPS5に対してどのような進化が見られるのか今後もPS6の動向に関しては注目が集まります。
Now that Lisa Su’s video dropped today, I can share what I know about next gen “Xbox” since last June. | NeoGAF
コメント