PlayStation 6 (PS6)にはAMDの UDNA GPU を搭載へ。UDNA搭載のRadeonは2026年後半に発売予定
AMDは2025年1月にRDNA4アーキテクチャに基づくゲーミング向けグラフィックスカードを市場投入しますが、このRDNA4が最後のRDNAシリーズになる見込みです。2026年後半には新たにUDNAアーキテクチャに基づくグラフィックカードが投入されるとともに、同GPUアーキテクチャはソニーの次世代ゲーム機であるPlayStation 6(PS6)にも採用されることがリーク情報より明らかになりました。
過去にRyzen 7 9800X3Dなどに関する情報を正確に当てたChiphellで活動するリーカーのzhangzhonghao氏によると、AMDが2025年に投入するGPUとしてはRDNA4を搭載するRadeon RX 8000シリーズが挙げられますが、その次世代モデルではGPUアーキテクチャは『RDNA5』ではなく、完全新規アーキテクチャの『UDNA』になる見込みです。2026年第2四半期(5月~7月)の間にこれらを搭載する次世代Radeonグラフィックカードが発売される計画が立てられているとのことです。
また、データセンター向けGPUのMI400もUDNAにアーキテクチャーが刷新される見込みとのことです。
現行のAMD GPUではゲーミング向けがRDNA、データセンター向けがCDNAという形で分けられており、AMDも2つのGPUアーキテクチャを作る必要があるなど開発負荷が高く、効率が悪いという課題を抱えていたとされています。また、AMDのゲーミング向けRDNAに関してはここ最近収益の大幅な低下に苦しんでおり、ゲーミングセグメント単体で新規アーキテクチャを作り続けることも困難であると考えられます。そのため、データセンター向けで使用する製品とアーキテクチャを共有し、開発コストを下げることを狙っていると見られています。
なお、UDNAに関しては2026年下半期以降にコンシューマー向けが登場すると見込まれていますが、同GPUアーキテクチャに関しては2026年末から2027年に発売されると噂されているソニーのゲーム機、PS6に搭載される計画となっています。また、このUDNAは過去に噂されていたソニーのハンドヘルド型ゲーム機(通称:次世代PSP)にも採用されるとのことです。ただし、現時点で決まっているのはGPU側のみで、CPUにZen 4を使うのかZen 5を使うのかなどは不明です。ソニーはPS5の時に当時最新鋭だったCPUから1世代古いZen 2を搭載して発売していたため、2026年~2027年に登場であればZen 6 CPUが出ていると考えられます。そのため、世代的にはZen 5 CPUがPS6に採用される可能性が高いと言えそうです。
[显卡] AMD GPU规划 | Chiphell
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