PlayStation 6 (PS6) はZen 6を11コア搭載? 次世代Xboxの可能性も

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PlayStation 6 (PS6) はZen 6を11コア搭載? 次世代Xboxの可能性も

ソニーは2027年以降に現行のPlayStation 5 (PS5)の後継ゲーム機となるPlayStation 6 (PS6)を発売すると噂されており、2025年中にも搭載されるAPUがテープアウトされると言われています。今回このPS6の性能を左右するAMD製APUチップセットの一部スペックがリーク情報として登場しました。

AMDはPS6向けのAPUを引き続き開発すると言われていますが、Moore’s Law is DeadによるとAMDはZen 6についてデスクトップのOlympic RidgeやノートPC向けのMedusaシリーズに加え、ここ最近『Zen 6 Magnus』と呼ばれるAPUが『Semi-Custom Business Unit』と言う事業部向けに開発されていることが判明したとのことです。

この『Semi-Custom Business Unit』はPlayStationやXboxなどAMDの既存製品をカスタマイズした製品を開発する部門とのことから、このZen 6 MagnusはPS6か次世代Xbox向け製品になる可能性が高いとのことです。

このZen 6 MagnusはCPUなどを含んだSoCダイとGPUのみを搭載するグラフィックスダイの2つに分かれています。SoCダイにはZen 6アーキテクチャーで構成されるCPUコアを11コア内蔵するとのことです。この11コアの内、3コアは通常のZen 6コアとなり、残り8コアはZen 6cコアを搭載します。

このSoCダイはグラフィックスダイとブリッジダイと呼ばれるインターコネクトで接続されるとのことで、CPUからメモリーへのアクセスはグラフィックスダイを通じて行われます。

グラフィックスダイではCompute Unit数などは明らかにされていません。ただ、12基のメモリーコントローラーを搭載しているため、384-bitのバス幅を持つと見られています。これにより、メモリー容量は現行PS5と同じ2GBモジュールのGDDR6を用いる場合は24GB、3GBのGDDR7を用いた場合は36GBのメモリーを搭載することになります。

ただ、Moore’s Law is DeadがこのZen 6 MagnusがPS6向けに搭載されると主張しているのに対して、別のリーカーのKepler氏はPlayStation向けのAPUコードネームはシェイクスピアのテンペストに出てくるキャラクター名であることに加え、ダイサイズがあまりにも大きすぎることから次世代Xbox向けではないかと主張しています。

このZen 6 Magnusはダイサイズが合計408mm2とかなり大きいです。これは現行PS5 Proに内蔵されるViola APU(CPU+GPU内蔵)の279mm2に対して、Zen 6 Magnusは複数ダイを組み合わせているとは言えダイサイズは1.5倍に迫り、少なくともPS6に採用するにはコストが高すぎるとしています。

ただ、今回のZen 6 Magnusが仮に次世代Xbox向けであったとしても『Semi-Custom Business Unit』でXboxとPS6それぞれで別アーキテクチャーのAPUを開発するとはコストや時間の面であまり考えられません。そのため、少なくともPS6のCPUに関してはZen 6アーキテクチャーを採用する可能性が高く、もしかしたらZen 6 Magnusに備わるZen 6を11コア内蔵するSoCダイをそのまま取り入れる可能性がありそうですが、実際にどうなるのか今後の情報に注目が集まります。

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