Google Pixel 9シリーズは8K撮影には非対応。AIを使って8K化する模様。

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Google Pixel 9シリーズは8K撮影には非対応。一方でAIを使って動画を8K化することは可能

Googleでは2024年8月13日にPixel 9シリーズの正式発表を行いますが、このPixel 9シリーズについては、メイン以外のカメラモジュールが一新されることで画質などが大幅に向上すると見られており、カメラアプリには「8K」撮影への対応を示唆するアイコンも導入されていました。しかし、Pixel 9シリーズではスマートフォン本体で直接8K動画の撮影はできず、4K動画をVideo Boostなどでクラウド処理して8K化することしかできないことが明らかになりました。

Video BoostはPixel 8シリーズで初めて登場した機能で、撮影した動画をクラウドにアップロードし、AIを用いた処理で画質の向上などが行える機能です。現行のPixel 8シリーズでは、Video Boostは最上位のPixel 8 Proにのみ対応しており、Tensor G3が記録した照度や手ブレなどの情報を基に手ブレ補正や暗所での画質向上を図ることができます。

Pixel 9シリーズでは、このVideo Boostがさらに進化し、暗所や通常撮影時の画質向上に加えて、8K動画へのアップスケーリングが行える機能が追加される見込みです。そのため、Pixel 9シリーズに内蔵されるTensor G4やカメラ自体は8K30fpsの動画撮影に対応していますが、最大4K60fpsまでの撮影に制限され、8K動画に関してはクラウドサーバーにアップロードして処理し、ダウンロードするという手間をかけないと体感することができない仕様となっています。

このVideo Boostによる8Kアップスケーリングは、Pixel 9シリーズの内、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのみが利用できる機能です。同じ性能のメインカメラや広角カメラを備えるPixel 9は差別化のため利用できません。また、Pixel 9 Pro Foldについてはカメラ性能がPixel 9 Proに比べて低いため、Video Boostの8Kアップスケーリングには対応していません。

また、この8Kアップスケーリングに対応するVideo Boostに加えて、昨年のPixel 8 Proで発表されたズーム時に画像のディテールを強化するZoom Enhance機能もPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLで対応すると言われています。

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Pixel 9シリーズに内蔵されているTensor G4とカメラは8K30fpsの撮影に対応していますが、ハードウェア的には問題がないものの、8K撮影を行うと本体温度がすぐに上昇し、バッテリー消費も非常に激しいため、Googleは8K撮影をクラウド処理に任せる選択をした可能性があります。

ただ、4K動画をアップロードし、8K動画をダウンロードする手間を考えると、将来的なアップデートでローカルで完結する8K動画撮影も実現してほしいところです。

ソース

Exclusive: Google Pixel 9 Pro sports 8K Video Recording, but there’s a catch | Android Headlines

https://www.androidheadlines.com/exclusive-google-pixel-9-pro-8k-video

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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