Oracleがクラウドサービス向けに1500億円相当のNVIDIA製AI用GPUやAMD Ampere CPUを購入へ。一方でIntel CPUは除外されてしまう。
Oracle spending ‘billions’ on Nvidia chips this year, Ellison says | Reuters
クラウドサービスやソフトウェアを開発する米国企業のオラクルの会長、ラリー・エリソン氏がARM CPUを開発するAmpereのイベントにて同社がAI市場に参入するために、Ampere製CPUやAMD製CPUそして、NVIDIAのAI向けGPUに投資する事を明らかにしました。
ラリー氏によると、オラクルは現時点でクラウドコンピューティング市場でAmazonやMicrosoftなどの企業に対して存在感が少なく、サービス面でも競合他社に劣っている現状があるとのことです。そのため、今後AIにも対応しつつ、クラウドコンピューティングを強化するためにNVIDIAのAI向けGPUについてはAmpere A100やHopper H100などを合計16,000台投入する予定とのことです。これらのGPUについてはAmpere A100が200万円、Hopper H100が400万円であると考えるとGPUだけで500億円を超える投資が行われる事になります。
Intel CPUは選定対象から除外。将来的にはArmに切り替えも?
ラリー氏はこのクラウドコンピューティングのために投入されるCPUの話をしており、この中で投入されるのはArmベースのAmpere AltraとAMDのEPYCが投入されるとのことです。Intel製CPUについては『Intelの古いx86アーキテクチャーは限界に達している』としてIntel CPUは投入されない事を明らかにしています。
なお、ラリー氏は今後は徐々にArmベースのインスタンスを拡大していく方針のようで、AMD EPYCについてはx86を運用したいユーザー向けに提供が行われますが、コストパフォーマンスの面で今後はAmpereなどが開発しているArmベースのクラウドコンピューティングが主流になって行く見方を示しているとのことです。
コメント
コメント一覧 (2件)
当然よなインテルは周回遅れしてるしな
特に驚く事もない判断だと思うけど
Windowsもarm が主流になったりしないのかしら
もう性能と消費電力と放熱が限界に来てるよね
互換性さえとれるなら、次世代から直ぐにでもしたい