NVIDIAではまもなくGeforce RTX 4000シリーズを発表すると見られていますが、同時期にエントリーモデルとなるGeForce GTX 1600シリーズの新モデルの投入に向けて準備が行われているようです。
エントリーのGeForce GTX 1600シリーズ
NVIDIAでは最新のGPUアーキテクチャーを搭載するGeForce RTXシリーズと旧型のGPUアーキテクチャーを流用したエントリーモデル向けのGeForce GTX 1600シリーズの2つのラインアップを用意しています。このなかで最新のGPUであるGeForce RTX 3000シリーズについては2020年に初登場し、新モデルは2022年にも何モデルか発売がされています。一方、エントリーモデル向けであるGeForce GTX 1600シリーズについては2019年以来新モデルの投入が行われていない状況ですが、NVIDIAではAMDやIntelに対抗するため、まもなくGTX 1600シリーズの新モデルの投入を行うようです。
GeForce GTX 1630を準備中。約2万円のGTX 1050 Tiを置き換える
情報はVideocardzが独自のソースより入手したようで、NVIDIAが新たに投入予定のエントリーモデルはGeForce GTX 1630と呼ばれる見込みのようです。このモデルでは、2016年から発売がされているGTX 1050 Tiを置き換える事を想定しているようです。
GPUコアには他のGTX 1650と同じく、Turing世代のTU117またはTU116 GPUを搭載し、VRAMにはGDDR5またはGDDR6を4GB、バス幅は128-bitになると見られています。
消費電力については外部電源供給が不要な75W以内に収まると見られています。
価格については、AMDがRadeon RX 6400を発売し、IntelがArc Alchemist A310やA380をまもなく発売することからこれらのGPUに対抗できるだけの価格になると見られており、置き換え対象であるGTX 1050 Tiの販売価格である2万円を下回る価格で登場する可能性があるようです。
NVIDIAのエントリーモデルであるGeForce GTX 1600シリーズは長い間に渡って新モデルが投入されないなど、放置プレイ状態が続いており、NVIDIAとしては価格帯が高く収益にも繋がりやすいGeForce RTXシリーズに注力をしていたと思われます。しかし、最近になりライバルのAMDがRadeon RX 6400をリリースし、Intelも夏頃にArc Alchemistを投入することからNVIDIAもエントリーモデルであるGeForce GTX 1630の投入を決めたようです。
GTX 1600シリーズ系については動作がCounter Strike Global Offenceなど動作が比較的軽いeSportsタイトルであればプレイが可能なレベルで動かすことができ、ASEANのユーザーやネットカフェを中心に比較的人気があるモデルとなっているようですのでGTX 1630についても性能と価格次第ですがコンスタントに売れるモデルとなるかもしれません。
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