NVIDIAでは2022年末までにGeForce RTX 4000シリーズを投入予定としていますが、今回この中でもミドルレンジ普及モデルとなるGeForce RTX 4060およびRTX 4060 Tiの性能に関するリーク情報が出現しました。
2022年から発売予定のGeForce RTX 4000シリーズ
NVIDIAでは2022年末までにGeForce RTX 4000シリーズの内、RTX 4090を先頭に、2022年末から2023年初旬にRTX 4080やRTX 4070、RTX 4060の順で発売を予定しています。
この中で最も売れ筋となるのがミドルレンジモデルのGeForce RTX 4060およびRTX 4060 Tiとなっています。
現時点ではRTX 4060ではAD106 GPUを採用し、3968基のCUDAコアを搭載し、VRAM容量については8GB GDDR6、バス幅は128-bitとなりTDPは230~240W辺りと言われています。
RTX 4060 Tiはアッパーミドルレンジとなり、上位のRTX 4070と同じAD104 GPUを採用、CUDAコアは6144基となり、VRAM容量は10GB、バス幅は160-bitとなり、TDPは280W辺りになると言われています。
今回はこのRTX 4060とRTX 4060 Tiの3DMarkベンチマークのスコアに関するリークが出現し、期待できる性能について判明しています。
RTX 4060 TiはRTX 3080並み、RTX 4060はRTX 3070並みの性能?
Well it seems 4060 and 4060 Ti have been tested
4060 Ti: TSE ~8600, avg clock 26XX, power draw ~270-280W.
4060: TSE ~6000, avg clock 27XX, power draw ~230-240W.
— FCL (@QbitLeaks) August 26, 2022
リークではGeForce RTX 4060およびRTX 4060 Tiの動作クロックと消費電力そして3DMark TimeSpy Extreme(TSE)の大まかなスコアに関する情報が出ています。
RTX 4060では動作クロックは平均2.7 GHzで動作し、消費電力は230~240Wで動作するようで、TSEのスコアは約6000ptになるとの事です。
上位のRTX 4060 Tiでは動作クロックは2.6 GHzに下がる一方でコア数が多いため消費電力は270~280Wになるようです。TSEスコアは約8600ptになる見込みとの事です。
このベンチマーク結果については初期段階の試作版で行われたベンチマーク結果と見られているため、今後発売が近づくにつれて性能や消費電力については上下する可能性があります。
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他のグラフィックカードと比べるとRTX 4060 Tiは現行のRTX 3000シリーズで比べるとRTX 3080に近い性能を持っており、現行のRTX 3060 Tiと比べると1.5倍近い性能になっています。ただ、消費電力についてはRTX 3060 Tiの200Wから280Wと1.4倍に膨れ上がっており、ワットパフォーマンスの改善代はほとんどない状態になっています。
RTX 4060においては現行のRTX 3000シリーズで比べるとRTX 3070を若干下回るレベルになっていますが、RTX 3060と比べるとこちらも1.5倍近いパフォーマンス向上が見られます。ただ、こちらもRTX 4060 Tiと同じく現行のRTX 3060ではTDPが170Wの所、RTX 4060では最大240Wと1.4倍に膨れ上がってしまっています。
ただ、消費電力についてはNVIDIAでは試作段階では動作優先で高めに設定されていると見られており、発売が迫るにつれて消費電力が下がる傾向にあります。例えば、RTX 4080では最初は450Wになると言われていましたが、最新の情報では340Wと現行のRTX 3080に対して+20Wに留まる見込みになっています。
関連記事:NVIDIA GeForce RTX 4080の消費電力は現行並みに。RTX 4070は285Wに
NVIDIA GeForce RTX 4060系はRTX 4000シリーズの中でも売れ筋となるモデルで多くのユーザーが心待ちにしているモデルと考えられます。性能面ではRTX 4060 TiはRTX 3080並みという事で進化代も十分と言えそうです。ただ、RTX 3060 TiではRTX 2080 Superを超えるような性能を発揮できていたため今後の最適化を通じてRTX 3080 Tiに迫るようなスコアを期待したいところです。RTX 4060についてはRTX 3070と同等という事で現行のRTX 3060とRTX 2070は同等性能であったため、妥当な伸びしろと言えそうです。
ただ、心配なのが消費電力で今後最適化や歩留り向上を通じて下がるとは考えられますが、RTX 4060 Tiでは最高でも250W以内、RTX 4060では190W以内を維持してほしい所です。これ以上ですと電源ユニットを買い替える必要性も出てくるためユーザーからするとクソメンドクサイんです。
PS5は6000円値上げされますので、買えるかは分かりませんが欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。(転売屋からは買っちゃだめですよ)
コメント
コメント一覧 (2件)
>RTX 4060においては現行のRTX 3000シリーズで比べるとRTX 3070を若干下回るレベルになっていますが、
4060が3060Tiとほぼ同じだと書きたがらないのはなぜ?
みんな4060の期待外れな低性能ぶりにガッカリしている人ばかりにのに
書いてあることと同じように
消費電力によっては電源買い替えするか、性能諦めて低い事モデルにする必要が出てくそめんどくさい
どっちかといえばギリギリまで性能詰めるよりか電力下げてくれたほうが嬉しい