NVIDIAのノートPC向けGPUのロードマップがリーク。GeForce RTX 5000は全モデルGDDR7搭載

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NVIDIAのノートPC向けGPUのロードマップがリーク。GeForce RTX 5000は全モデルGDDR7搭載、エントリー向けGPUはAPUにより市場縮小を想定?

NVIDIAは2024年中にBlackwellアーキテクチャーを採用したGeForce RTX 5000シリーズの内、最上位モデルのRTX 5090とRTX 5080を発売すると言われていますが、ノートPC向けに同じアーキテクチャーを展開したGeForce RTX 5000シリーズのラインアップと大まかな仕様が大手OEMからの受諾生産などを受けているCLEVOの内部資料のリークにより明らかになりました。

ノートPC向けNVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズは2025年以降に合計6モデル投入される見込みで、RTX 4060以上のメインストリーム向けモデルは4モデルから6モデルに拡充される計画のようで、より高性能化と高価格帯化が行われると見られています。

プレゼンテーション資料にはRTX 5000シリーズのメモリー容量と仕様も記載されています。RTX 5090とRTX 5080などハイエンドモデルと見られるGN22-X11とX9モデルには16GBのメモリー、RTX 5070 TiクラスのGN22-X7は12GBメモリーとなっています。このレンジの製品は現行のRTX 4090やRTX 4080と同じメモリー容量であるため、バス幅も16GBモデルが256-bit、12GBモデルが192-bitになるなど仕様は据え置かれるようです。

メインストリーム向けモデルであるRTX 5060、RTX 5060 Ti、RTX 5070と見られるGN22-X2/4/6モデルでは全モデルで8GBのメモリーが設定されるようですので、バス幅は128-bitとこちらも現行RTX 4060とRTX 4070と同じ仕様になります。

メモリーの仕様については、RTX 5000シリーズはGDDR7を搭載するという話はリークで何度か登場していましたが、モジュールの価格がかなり高いことからハイエンドモデルに限定されるのではないかと言う話もありました。

しかし、今回の資料にはRTX 5000シリーズにはすべてGDDR7と明記されているため、GDDR7を搭載し、メモリー速度は最低でも28Gbps程度は確保されると見られています。

そのため、バス幅が256-bitであれば 896GB/sとかなり広い帯域幅を持ちます。また、128-bitのバス幅でも448 GB/s確保されるため、192-bitで21GbpsのGDDR6Xを備えるRTX 4070に近い帯域幅を持つなど、バス幅によるボトルネックは大きく改善されると言えそうです。

今回の話はノートPC向けモデルの話ですが、全モデルでGDDR7搭載に関してはデスクトップ向けでも共通の仕様であると言えますので、GeForce RTX 4000シリーズで弱点とも言われていた帯域幅についてはRTX 5000シリーズはミドルレンジモデル含めて大きく改善されると言えます。

ちなみに、プレゼンテーション資料ではエントリー向けにGeForce RTX 4050やRTX 3050、RTX 2050を2025年も引き続き供給し続けるようですが、後継モデルについては計画されていない様です。このレンジの製品についてはAMDがStrix Haloなどグラフィックス性能を大幅に強化したAPUを投入するため、ノートPC向けのエントリー向けグラフィックスのマーケットは今後縮小することをNVIDIAは予測していると言えそうです。

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NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズのノートPC向けのラインアップや概要が明らかになりましたが、全モデルGDDR7搭載になると言う事で、デスクトップ向けモデルも同様にGDDR7搭載がほぼ確定であると言えそうです。

そのため、デスクトップ向けのメインストリーム向けモデル、例えばRTX 5060などではCUDAコアが据え置きとなってたとしてもボトルネックだった帯域幅が増えることで性能の大幅な向上が期待できると言えそうです。

また、この資料で気になる動きとしてノートPC向けエントリーモデルに新モデルの投入が計画されていない事で、NVIDIAとしてもStrix HaloなどAMDの高性能APUにエントリー向けGPU市場は奪われる事を予測していると言えそうです。

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