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NVIDIA GeForce GTX 1000シリーズなどのドライバーサポートは2025年10月で終了へ

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GeForce GTX 1000シリーズまでのドライバーサポートが2025年10月で終了予定

NVIDIAは、2015年頃に発売されたMaxwellアーキテクチャ採用のGeForce GTX 700/900シリーズ、およびPascalアーキテクチャ採用のGeForce GTX 1000シリーズなど、旧世代のグラフィックスカードに関するドライバーサポートを2025年内に終了する計画を、同社の開発者向け掲示板で明らかになっていました。

この時は具体的な時期については明らかにされていない状況でしたが、NVIDIAが2025年7月31日に公開したGeForce Game Ready 580.88ドライバーのリリースノートにて、これらのグラフィックスカードのサポート終了時期が2025年10月であることが正式に発表されました。

2025年10月の最終的なGame Readyドライバーのリリース後、Maxwell、Pascal、およびVoltaアーキテクチャに基づくGeForce GPUは、今後3年間(2028年10月まで)、四半期ごとのセキュリティアップデートの提供に移行します。これらのGPUのサポート期間は最大11年に達し、業界の標準を大きく上回るものです。

NVIDIA GeForce Game Ready 580.88ドライバー リリースノートより引用

NVIDIAは、580系のドライバーがGTX 1000シリーズまでをサポートする最後のバージョンになると明らかにしていましたが、今回の発表でその最終版が2025年10月に配信される予定であることが確定しました。これ以降にリリースされる新しいドライバーでは、GeForce GTX 700〜1000シリーズおよびVoltaアーキテクチャのGPUはサポート対象外となります。

この変更に伴い、2025年11月以降、対象のグラフィックスカードでは、新たにリリースされるゲームへの最適化やパフォーマンス向上を目的としたアップデートは行われなくなります。ただし、セキュリティ関連のアップデートは例外とされ、こちらは2028年10月までの3年間、四半期ごとに提供が継続されるとのことです。これにより、ゲーム以外の用途であれば引き続き使用することが可能です。

ユーザーへの影響は? すぐにゲームができなくなるわけではない

Pascalアーキテクチャを採用したGeForce GTX 1000シリーズは、発売当時にその高い性能とコストパフォーマンスで大ヒットし、現在も多くのユーザーに利用されています。実際に、PCゲームプラットフォーム「Steam」のハードウェア利用状況調査では、今なおミドルレンジモデルのGeForce GTX 1060が上位にランクインしており、GTX 1000シリーズ全体では全Steamユーザーの約10%近くを占めています。

そのため、2025年10月のドライバーサポート終了は、比較的多くのユーザーに影響を与える可能性があります。

しかし、サポートが終了したからといって、直ちにゲームがプレイできなくなるわけではありません。 現在正常に動作しているゲームは、サポート終了後も、ゲーム側の大型アップデートなどで仕様が大きく変更されない限りはプレイを続けることができます。

注意が必要なのは、今後発売される新作ゲームや、Apex LegendsやValorantのように定期的にアップデートが行われるオンラインゲームです。これらのゲームではドライバーの最適化が行われないため、不具合が出てきたり、パフォーマンス低下などが出現しても修正パッチは提供されず、そのまま放置されることになります。

そのため、現在もGeForce GTX 1000シリーズなどをゲーミング目的で利用している場合は、このドライバーサポート終了を一つの契機として、GeForce RTX 5000シリーズなどの新しい世代のグラフィックスカードへの乗り換えを検討することが推奨されます。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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