2024年のノートPCのメモリー容量は平均11.8 GBに。去年から12%増もAppleが足を引っ張る

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2024年のノートPCのメモリー容量は平均11.8 GBに。去年から12%増もAppleが足を引っ張る

ここ最近のノートPCではローカルで実行するAIであるCopilot+への対応を行う場合では最低でも16GBのメモリー容量が求められるほか、標準的なノートPCでもWindows 11の必須環境として設定されている4GBを超える8GB以上のメモリー容量が設定されるケースが増えていますが、市場調査会社のTrendForceによると2024年上半期におけるノートPCのメモリー容量の平均は11.8 GBに到達している事が明らかになりました。

ノートPCの平均的なメモリー容量に関して、2024年時点では11.8GBとかなり高い値を推移しており、2023年の10.5GBから1年も経たずに1.3GB、12%も増加したことになります。また、今後もCopilot+対応PCなどが普及することが予測され、2025年には平均メモリー容量が12.6GBに到達することが見込まれています。

ノートPCのみならずデスクトップ向けまで対象にした2024年5月集計のSteamのハードウェア調査によると、8GBのメモリー容量を持つユーザーは11.7%と少数派になりつつあります。半分近いユーザーが16GB、約30%近いユーザーが32GBのメモリーを持つなど、大容量化が進んでいます。ノートPCもこの傾向に従い、16GBを超え、32GBメモリーを標準的に搭載するモデルが今後増えると考えられます。

ただ、未だに市場の平均より少ないメモリー容量を搭載しているメーカーもあり、その筆頭となっているのがAppleです。

Appleに関しては、MacBook AirやMac Miniなどエントリーモデルのみならず、MacBook Proでさえも最低容量は8GBからスタートし、16GBにアップグレードするには3万円近いコストが必要です。Apple側は8GBでも同社のOSが優れているため問題ないとしています。しかし、iOSを搭載するiPhone 15 Proでも8GBのメモリー容量を搭載し始めているため、近い将来Appleも16GBを標準とする日が近づいているとも言えます。これにより、ノートPCのメモリー容量平均は一層引き上げられると予測されています。

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メモリー容量に関しては8GBでは到底足りないため、ノートPCでも16GBのメモリー容量が標準的になりつつある事はユーザー目線で言うと歓迎すべき事と言えそうです。ただ、メモリーを構成するDRAMモジュールに関しては2024年から価格が大きく上がっているため、Appleなどは2024年内のMacBook AirやMacBook Proのエントリーモデルに関しては8GBのメモリー容量を死守することが予想されます。

正直MacOSであろうと8GBのメモリー容量は足りないと言えるケースもあるため、追加コストを払って16GB化した方がいいほか、Windows搭載ノートPCに関しても16GBが標準であっても後付けが不可能であれば事前に32GBにアップグレードするなどメモリー容量は予算が許す限り多めに搭載しておいて損はないと言えます。

ソース

CSPs to Expand into Edge AI, Driving Average NB DRAM Capacity Growth by at Least 7% in 2025 | TrendForce

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240625-12200.html

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