Nintendo Switch 2 の画質はPlayStation 4並み。一部タイトルは画質を上回るものも
Nintendo Switch 2は2025年6月5日発売が決定され、ドック時は最大4K出力に対応するほか、120Hzのディスプレイなど初代Switchに対して大幅な性能向上が図られていることが明らかにされています。そんなNintendo Switch 2ですが、グラフィックス技術などの詳細解析を行っているDigital FoundryがNintendo Switch 2向けに公開されたタイトルの映像を基に、グラフィックス性能がどの世代のコンソールゲーム機に近いのかを解析した結果を明らかにしています。



『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』は、Nintendo Switch 2版の解像度やフレームレート、全体的な画質はPlayStation 4 (PS4)版と同等水準でありながらも、ライティングにおいてインターグレード版特有の改善が施されているため、結果として一部の場面ではPS4版よりも優れたグラフィックス画質を実現していることが明らかになっています。


『ホグワーツ・レガシー』はグラフィックス負荷が非常に高いタイトルになっていますが、PS4版はFSRアップスケーリング込みで900pで出力される一方で、Nintendo Switch 2版は720p出力と低めの解像度で出力されています。しかし、Nintendo Switch 2版はPS4版に対してより高度なアップスケーリングを活用しているためか全体的に鮮明で、ジャギーも少ない画質になっています。そのため、グラフィックスの品質はNintendo Switch 2版の方が優れていると言えます。

エルデンリングは3タイトルの中で最もPS4版に近いグラフィックスになっており、解像度は同等で、影の描写距離はNintendo Switch 2の方が僅かながらに優れている状態であることを明らかにしています。
Nintendo Switch 2に最初に登場するサードパーティー製タイトルの多くは他のゲーム機向けに作られたものをNintendo Switch 2に移植した作品が多く、ハードウェアのポテンシャルをフルに発揮しきれていない可能性があります。ただ、それでもPS4版と同等かそれ以上の画質を実現できていることから、今後Nintendo Switch 2を念頭に開発されるタイトルではより優れた画質を実現できる可能性があります。
また、Nintendo Switch 2は最大120Hzの高リフレッシュレートに対応していることに加え、可変リフレッシュレート(VRR)や、低フレームレート時にリフレッシュレートを下げるLow Framerate Compensation(LFC)機能も搭載しています。このため、PS4版よりも滑らかで快適なプレイ体験が実現できるケースも多くなると考えられます。PS5など最新世代のゲーム機には及ばないものの、Nintendo Switch 2は多くのゲーマーが満足できるレベルのグラフィックス品質と快適性を兼ね備えていると言えそうです。
DF Direct Weekly #208: Switch 2 Specs Breakdown, DLSS Info, Switch 2 vs Steam Deck + More! | Digital Foundry
コメント
コメント一覧 (9件)
いや、ps4って何年前の機種?
例えが極端かもしれませんが、ファミコンとpsを比較してすごいって言ってる人いたら、呆れますよね
後からでた機種が優れているのは、「当たり前」なんですわ
論点が違うから別に当たり前とかの話してないよ?
Switch2は機種の小ささからPS4と比較できるだけ凄いでしょ。
何でもかんでも上辺だけ見て「当たり前」だと言わない方がいい。
当たり前になってるゲーム業界が凄いんだから。
据え置き機と携帯機の性能を比較するのもナンセンスですけどね
PS5レベルの性能を携帯機サイズに落とし込むのはまだまだ厳しいのでしょう
それが出来るならSONYもPSPortalなんていうリモート専用機でお茶を濁したりしないでしょうし
動画はドックモードみたいだから、据え置き機と言えるし、PS4との比較は別におかしくないでしょ。
携帯モードにすると半分の性能しか出ないわけだし。
PS4は現行機では?
PS5?はて…()
PS4が出て11年経って
小さ目なノートPC2つ重ねたくらいのサイズだったのに
こんな小さな本体できれいなモニターと
多機能なコントローラーが付いたんですよ
それでいて価格は同じくらい
(PS4発表当時39800円+モニタ代として)
これってすごくないですか???
まぁ気持ちはわかりますけどね。
似たような大きさのSteam Deck等が出てる現状では大きさだけではすごさにならないと思います。
価格も日本向けは無理してるようですし、海外の価格だと他のポータブルゲーミングUMPCと価格差もないので、スペックだけ見るとゲーム機としては特筆するものではないです。
ただそもそもそういったスペックが必要な移植タイトルは、「Switchでもできる」ことに価値を感じるユーザ層に訴求してるのであって、任天堂からしてみればある意味ついでじゃないですかね。
任天堂が本来作りたいゲームはそういった物理的な質ではなく、ゲーム性を追求するものだと思っているので、任天堂が作りたいゲームに対して不必要に過剰なスペックは今後も搭載しないと思いますし、プロダクトとしての方向性が違う気がします。
そういったお金があってスペック求める層はそもそもPCやPSにいくと思いますしね。
ゲームボーイアドバンスでスーファミゲームのリメイクが出たり、DSでN64のリメイクが出たり、pspでpsのリメイクが出た時も友達と「進歩すげーな!」って言い合ったもんよ
「昔のゲームと比べて進歩してるのは当たり前」なんて冷めたこと言う奴はネット上にしかいなかったわな
「ハードとはどうしても遊びたいソフトがあるときに仕方なく買ってもらう箱」