Nintendo Switch 2 の高性能版が追加予定? サムスン5nmプロセスを採用へ
任天堂が2025年6月5日に発売するNintendo Switch 2に関しては初代Nintendo Switchに対してチップセットの大幅な性能向上に伴い、PlayStation 5 (PS5)やPCでリリースされているゲームを容易に移植できるだけの性能を獲得しています。ただ、最近のリークでNintendo Switch 2に搭載されているNVIDIA T239チップセットは2021年頃に設計完了していたなど若干古めの設計になっているほか、製造プロセスも2018年頃に登場したサムスン8nm系プロセスを採用しています。
このため、2027年以降に登場が噂されるPlayStation 6 (PS6)や、進化の著しいPC向けグラフィックスカードと比較して、Nintendo Switch 2が将来的に性能面で見劣りするのではないかという懸念も聞かれます。そうした中、任天堂がNintendo Switch 2のライフサイクル後半に向けて、『高性能版』とも言える新たなバリアントを投入する可能性が浮上してきました。
朝鮮日報がサムスンの関係筋から入手した情報によると、Nintendo Switch 2に搭載されているNVIDIA T239チップは開発初期段階ではサムスンの5nmプロセスを採用することが検討されていたようです。しかし、T239が採用するAmpereアーキテクチャーが元々サムスン8nm向けで設計されていたことや、量産コスト、開発の容易さを優先した結果、サムスン8nm系プロセスでの製造が決定されたとのことです。
しかし、将来的にPS6やPCのさらなる性能向上が予測されることから、任天堂は当初検討していたサムスン5nmプロセスを用いて、より性能を強化したNintendo Switch 2の高性能版の投入を検討していることを報じています。
このNintendo Switch 2の高性能版は、発売から3年から4年後にあたる製品ライフサイクルの中盤で投入されると考えられており、初代Nintendo Switchで投入された有機ELモデルのような立ち位置で性能向上も謳った製品になる可能性もあります。ただ、性能向上版と言いつつも任天堂がNVIDIA T239チップセットのアーキテクチャ自体を大きく変更するような大規模な刷新ではなく、例えば8nmから5nmへのプロセス微細化による消費電力や発熱の低減を活かして、現在ベースモデルで制限されているとされるCPUやGPUの動作クロックを1.0 GHzから1.4~1.5 GHzと言った形で性能向上になる可能性が高いと考えられます。。
もっとも、必ずしも『高性能版』としてではなく、単純に製造プロセスを5nmに移行することで既に高めと言われているNintendo Switch 2のコストダウンを図るという選択肢も考えられますが、任天堂が将来的にどのような戦略を取るのか、今後の動向が注目されます。
삼성전자, 5·8나노 파운드리 가동률 상승… 닌텐도 등 고객사 다변화 효과 | 朝鮮日報
コメント
コメント一覧 (5件)
省電力版として出そう
8nmが5nmに変わるなら、発熱と電池の消費は改善されるかな?
任天堂の過去の例を見るにハードウェアの高性能化にはあまり注力せず、ハードウェア性能は家庭で気軽に買える価格になるように抑えてゲームソフト側に注力するだろうから、高性能版ではなく、さらなる廉価版を投入じゃないかな。
現状のSwitch2で性能は十分だろうから、これ以上の高性能版が出るとは思えない
一回り小型化したスイッチ2ライトとかなら普通にありそう