Nintendo Switch 2 は将来的にOS最適化で性能向上? 最終的にはOS専用のRAMやコア使用を半減へ

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Nintendo Switch 2 は将来的にOS最適化で性能向上? 最終的にはOS専用のRAMやコア使用を半減へ

Nintendo Switch 2は2025年6月5日に発売予定で、グラフィックス性能などを左右するチップセットのスペックはCPU側にはARMのCortex-A78Cを8コア、GPUにはNVIDIAのAmpereアーキテクチャーで構成されるCUDAコアを1536コア、そして内蔵メモリーにはLPDDR5を合計12GB搭載しています。ただし、これらのリソースのうち、CPUコアの2コアとメモリーの3GBはNintendo Switch 2のOSによって占有されるため、ゲーム開発者が実際に利用できるCPUコアは6コア、メモリーは9GBと、現時点では一定の制約が課されています。

そうした中、Nintendo Switch 2について、ゲーム開発に携わっているとされるFamiboard掲示板のユーザー、MattAgain氏が、開発環境におけるリソース上の制約が将来的に段階的に緩和され、より高い性能が発揮できるよう、任天堂がOSの最適化を進めているとの情報を明らかにしました。

MattAgain氏によると、Nintendo Switch 2で開発者が使えるCPUコアやメモリーなどのリソースは初期に比べて発売前の現在はかなり緩和され続けているとのことです。しかし、同氏によると任天堂は最終的にOS最適化などを通じて、OS専用となっているCPUコア数を2コアから1コアにまで減らし、メモリー使用量も3GBから2GB以下に抑えることを目標としていることを明らかにしています。

初代Nintendo SwitchではOSが1コア、メモリーを0.8GB占有していましたが、Nintendo Switch 2では2コア、メモリーは3GBと大きく増えています。このOSによるリソース占有量の増加はNintendo Switch 2から新たに搭載されるゲームチャット機能が大きな要因となっていると見られており、ゲーム開発者向けの開発キットにはゲームチャット動作時のシステム負荷を模擬する機能が設けられるほど、この機能がシステムリソースを消費する要因となっているようです。

ただ、任天堂側もこのリソース消費の問題を認識しており、最適化が進めば開発者はNintendo Switch 2のポテンシャルをより引き出せるようになります。そのため、現時点でも比較的グラフィックス要求が高いとされるものの、最適化により快適な動作が報告されている『Cyberpunk 2077』に近い、あるいはそれ以上に高度なグラフィックス表現を持つタイトルであっても、より快適な動作が実現可能になると考えられ、将来的に登場するタイトルでPlayStation 5やPCにどこまで近づけるのか期待がかかります。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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