Nintendo Switch 2 の発売時の出荷台数は約800万台に達するも品薄になる見込み
Nintendo Switch 2に関しては日本では任天堂公式オンラインストアのMy Nintendo Storeで受け付けられた第一回目の抽選結果が4月24日に発表されました。
しかし、任天堂が抽選発表前日に220万人の応募があったことに加え、相当数が落選することを事前アナウンスするなど注目度の高さが伺えるハードウェアになっていますが、Bloombergがアナリストから得た情報によると、任天堂は発売時までに史上最大規模と言える在庫を用意する一方で、それでもなお深刻な品薄状態に陥る可能性が指摘されています。
アナリストの予想によると、任天堂はNintendo Switch 2の発売日時点で、全世界に向けて600万台から800万台を出荷する計画であり、これは家庭用ゲーム機のローンチ(初期出荷)としては史上最大規模となります。参考として、先代のNintendo Switchの初回出荷台数は約274万台、発売から約9ヶ月で累計販売台数1000万台を達成しており、今回のNintendo Switch 2の初期出荷規模がいかに大きいかが分かります。
しかし、需要はこの潤沢な出荷量をさらに上回る可能性が指摘されているようで、日本では前述の通りMy Nintendo Storeで初回抽選に220万人と言う応募がありましたが、この抽選には『Nintendo Switchでのソフトのプレイ時間が50時間以上』かつ『Nintendo Switch Onlineに累計1年以上加入している』といった厳しい応募条件が設けられていました。これらの条件に当てはまらない新規ユーザーを含めると潜在的な需要はさらに増えると考えられます。そのため、仮に全世界で最大800万台が出荷されたとしても日本市場への割り当て分を考慮すると発売後も品薄状態が続く可能性は高いと言えそうです。
また、このような高い需要は日本のみならず海外でも見られており、例えばアメリカによる関税措置の影響で予約受付が延期されていたアメリカやカナダではBestBuyやWalmartなどの大手小売店のウェブサイトがアクセス集中によりダウンするなどの混乱も見られていました。そのため、海外でも需要は非常に高いと言え、史上最大規模の出荷をもってしても、Nintendo Switch 2は発売後しばらくの間は世界的に品薄状態が続く可能性が高いと言えそうです。
Nintendo Switch 2 は2025年内に2000万台出荷へ。転売対策を徹底へ
なお、今後の生産に関しては、任天堂が2025年内に2000万台ものNintendo Switch 2を生産する計画であると噂されています。これが事実であれば発売直後の品薄は避けられないとしても、先代のNintendo Switchのように品薄状態が長期間に渡つて持続する可能性は回避されるかもしれません。ただ、例えばアメリカが関税政策を変更するなどで値上げが予想される事態などが発生すれば需要がさらに急増する可能性もあるため、Nintendo Switch 2が欲しいと言う方はMy Nintendo Storeや家電量販店で受け付けている抽選などにはすべて応募しておいた方がいいかもしれません。
Nintendo Sees Overwhelming Demand for Switch 2 in Japan | Bloomberg
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