Nintendo Switch 2 の有機ELモデルが準備中? 白色の本体フレームが中国で販売される

  • URLをコピーしました!
目次

Nintendo Switch 2 の有機ELモデルが準備中? 白色の本体フレームが中国で販売される

Nintendo Switch 2は2025年6月5日に発売されてから既に350万台を超える販売台数を記録するなど需要が非常に大きく、年度内に1800万台を超える生産台数を予定していても品薄がしばらく続くことが予想されるなど勢いが衰える兆しはありません。

そんなNintendo Switch 2ですが、現在発売されているモデルは8.0インチの液晶ディスプレイを搭載し、最大120HzのVRRとHDR対応など比較的スペックは高いのですが、液晶ディスプレイであることや、コストを抑える必要性があるためHDR品質やモーション品質などの評価はあまり高くなりません。

この状況から、任天堂が先代のNintendo Switchと同様に、ディスプレイ性能を向上させた上位モデル、すなわち「有機ELモデル」を投入する可能性が高いと見られていました。そして今回、その可能性を示唆する部品が、中国のフリマサイトで発見されたのです。

中国の閑魚にてNintendo Switch 2の有機ELモデルの本体フレームのプロトタイプと称する部品が複数掲載されており、説明欄によると2024年に製造された開発評価用のサンプル部品であることが記載されています。

出品されている部品の形状は、現行のNintendo Switch 2のものとほとんど変わりなく、これだけで有機ELモデル用と断定できる特徴は見当たりません。しかし、注目すべきはそのカラーリングです。現行機にはない「白色」のフレームが出品されており、この色は先代Nintendo Switchでは有機ELモデルにのみ採用された特別色でした。このことから、任天堂が有機ELモデルの開発を検討していた可能性がうかがえます。

この部品を販売している「工控仪器」というユーザーは、過去にもPlayStation 5(PS5)の基板や、初代および現行Nintendo Switchのスペアパーツなどを多数出品しています。この経歴から、任天堂などのサプライヤー製造ラインにアクセスできる関係者と見られており、今回出品された部品が、実際に任天堂によって試作されたプロトタイプである信憑性は高いと考えられます。ただし、最終的にはコスト面などの理由から2025年6月5日の発売時点ではNintendo Switch 2の有機ELモデルの発売は見送られたと推測されます。

Nintendo Switch 2の有機ELモデルに関しては内蔵チップセットを製造するサムスンが同社が作る有機EL採用を目論み、任天堂へ猛アプローチを仕掛けているとも噂されており、初代Nintendo Switchでも有機ELモデルが投入されたことからいずれかのタイミングで登場する可能性は非常に高いと言えます。

しかし、現時点ではNintendo Switch 2自体の供給が需要に追いついておらず、ここで新モデルを投入すれば品薄をさらに悪化させる恐れがあります。また、現行モデルが絶大な人気を誇る中で、あえて上位モデルを追加する緊急性は低いとも考えられます。そのため、仮に有機ELモデルが登場するとしても、早くとも2027年頃になるのではないかと見られています。とはいえ、現行のNintendo Switch 2も発売の2年以上前から部品リークがあったことを踏まえると、このタイミングでプロトタイプ部品が登場すること自体は、決して不思議なことではないと考えられます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメントする

目次