MSI製マザーボードの出荷台数が大幅増。GIGABYTEに迫るレベルに
マザーボードメーカーの大手はASUSを筆頭に、GIGABYTE、そしてMSIと言う順で出荷台数が並んでいましたが、Digitimesによると2025年第二四半期のマザーボード出荷台数においてMSIが初めて1000万台を超え、GIGABYTEに並ぶ規模に成長していることが明らかになりました。
2023年第2四半期から2024年第2四半期までの1年間では、ASUSが約1500万台、GIGABYTEが約1030万台、MSIが約930万台という状況でした。しかし、その後の1年間(2024年第2四半期~2025年第2四半期)でMSIが大きく躍進し、GIGABYTEに肩を並べるに至った形です。
この成長の背景には、MSIの幅広い製品ラインアップ、特に販売台数が見込めるエントリー向けモデルの拡充や、コストパフォーマンスの高さがあると見られています。また、AMDの「Ryzen 9000」シリーズの登場がPCパーツ市場全体を活性化させ、MSIの出荷台数を押し上げる一因になったとも考えられます。
なお、MSIの好調はマザーボードだけに留まらないようです。グラフィックスカードの販売台数も大きく伸ばしており、年間500万台に達する可能性があるとのことです。この数字は、同市場でトップを争うASUSに匹敵する規模となるなど好調であるため、今後これらを原資にマザーボードやグラフィクスカードにおいて更なるラインアップ拡充などが期待できそうです。
MSI may tie motherboard shipments with Gigabyte in 2025 | Digitimes
https://www.digitimes.com/news/a20250724PD217/msi-taiwan-gigabyte-production-revenue.html
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