MicrosoftではWindows 10ユーザーをWindows 11に移行してもらうために様々な施策を打っていますが、Windows 11のシステム最小要件に適合しないPCに対しておWindows 11へのアップグレードを促す案内表示をするも、実際にはインストールが出来ないという不可解なバグが一部で発生しているようです。
MicrosoftがWindows 11の要件未達のPCに対してWindows 11へのアップグレードを促すポップアップを表示
Windows 11 upgrade incorrectly being offered to unsupported computers : Windows11 | Reddit
MicrosoftではWindows 10ユーザーをWindows 11に移行してもらうために様々な施策を打っていますが、Windows 11にはTPM2.0への対応が必須となりCPUはIntelだと第8世代以降、AMDだとRyzen 2000シリーズ以降と比較的新しいCPUしか対応が出来ず、大多数のユーザーはWindows 11へアップグレードしたくてもできない置いてけぼり状態となっています。そんな中でMicrosoftではここ最近、システム最小要件を満たさないPCに対して、Windows 11へのアップグレードを案内するポップアップが表示されてしまっているようです。
この情報はRedditやTwitterなどで挙げられており、TPMに非対応なCPUやメモリーが2GBしか搭載していない仮想環境下でWindows 11へのアップグレードを促すポップアップが表示される例が報告されています。
この案内に従ってアップグレードをしようとしても結局は『PCが要件を満たしていません』と言うエラーが表示されインストールは出来ないとのことです。
このアップグレード案内が表示される条件は不明ですが、Reddit上ではWindows 10でさえも動作が厳しい1.12 GHzのCPUと2GBのDDR3を搭載した学校のPCにもアップグレード案内の表示が出ていると報告しており、システムの構成などは一切考慮されない案内表示である事が伺えます。
なお、この件についてWindows CentralはMicrosoftへ問い合わせを行っていますが、特に回答は来ていないとの事です。ただ、この問題は古いシステムにWindows 11をインストールを促すものではなく、意図しないバグである可能性が高いようです。
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