登場当初からグラフィックスカードのサイズが全体的に巨大だったRTX 3000シリーズですが、遂に長さ200mmを切るMini-ITX向けのRTX 3060が発売される見込みです。
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長さは約170mm、ほとんどのMini-ITXケースに収まる
RTX 3000シリーズでは、ハイエンドのRTX 3090ではXbox Series Xよりも大きい長さ317.8mmを誇っていました。この巨大化の流れはRTX 3070やRTX 3060 Tiにも波及しておりほとんどのグラフィックスカードは260mm程度あり、最も小さいグラフィックスカードであるZOTAC製のRTX 3060 Tiでも長さは226mmでした。これは、RTX 3000シリーズの性能が高い分、発熱が大きく巨大なクーラーが必要となるため巨大化しています。しかし、消費電力が低いミドルレンジモデルであるRTX 3060の登場により遂にほとんどのMini-ITXケースに収まる、長さ170mmクラスのグラフィックスカードが登場します。
MSI、PALIT、Gainwardの3社から発売
MSIでは、AERO ITX SeriesをCES 2021にて発表しています。モデルはOCモデルと定格モデルの2つ存在します。現時点では、公式ページには掲載はされていないもののプレスリリースに掲載されている画像を確認する限り、RTX 2060 AERO ITXと同じデザインが採用されています。詳細の仕様についてはまだ未発表ですが、大きさとしてはRTX 2060 AERO ITXと同じく、長さが175mm、幅126mm、高さが43mmとなり、電源については8pin1つを搭載するものと見られています。
PALITからも小型グラフィックスカードモデルである『Storm X』がリリースされ、クロック周波数は定格モデルの身となっています。サイズは長さ170mm、幅125mm、高さ39mmとなっています。電源は8pin1つで、出力はDP 1.4aが3系統、HDMI 2.1が1系統となっています。なお、側面に書いてあるGeForce RTXの文字は緑色に光る模様です。
GainwardからもMini-ITXサイズのグラフィックスカードが登場しており、こちらは公式ホームページへの掲載もされています。こちらもクロック周波数などは定格で設定されています。大きさは170mm、幅が125mmとなっておりPALITと同じ大きさになっています。また、側面にあるGeForce RTXの文字はこちらのモデルも動作時には光るようになっています。
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