Microsoftが コマンドプロンプト などにChatGPTを統合。初心者でも使いやすく?
MicrosoftではCopilotなどのAI機能を使えるかどうかに関わらず、WindowsからMicrosoft Wordなど至る所に統合しています。ただ、分かりにくいものをわかりやすく解釈してくれるAIの能力をフル活用したことで、多くのユーザーがとっつきにくい印象を持つWindows PowerShellやコマンドプロンプトなどについて、ChatGPTなどを統合したWindows TerminalをMicrosoftがまもなく正式投入するようで、そのCanaryビルドが2023年10月29日に公開されました。
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このAI機能を統合したWindows Terminalでは設定に「Terminal Chat」と呼ばれるメニューが追加されており、ここではGitHub CopilotやAzure OpenAI、OpenAIなどのAIサービスが利用可能で、APIキーを入手し、入力することでコマンドプロンプトやPowerShellなど各種シェルでAIがユーザーをサポートしてくれるようになります。
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これにより、ユーザーはTerminal内で「Terminal Chat」を開いてAIと直接対話が可能になります。例えば、「フォルダを作成するには?」と入力すると、PowerShellの場合はNew-Item -ItemType Directory
といった適切なコマンドが提示され、コピー機能を使用してシェルに直接貼り付けることができます。また、WSL環境では「mkdir」といったコマンドが提案されるように、使用中のシェルを自動的に認識し、入力した内容に合致するコマンドを提案するなど実用的な機能になっています。
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また、各種シェル使用中に何かしらのエラーに遭遇した際にはこのTerminal Chatにエラー内容を入れると問題点と解決策の提案も行うことも可能になっています。
ちなみに、このTerminal Chatでは各種AIサービスのAPIキーなどの入力が必要になるため、これらAPIキーを持っていないユーザーの場合はChatGPT 4oやChatGPT o1などで聞くと同じような回答を得ることができます。
Microsoft just added ChatGPT AI to Windows Terminal on Windows 11 | Windows Latest
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