Intelでは2023年に第14世代CPUのMeteor Lakeシリーズを発売予定ですが、このMeteor Lakeを搭載したノートPCで計測されたと見られるDell製ノートPCのベンチマークが登場しました。
4P-8Eの合計12コア構成のベンチマークが登場。ES版で動作クロックは1.2 GHzと低め
Intelでは2023年末にかけて第14世代CPUのMeteor LakeシリーズをノートPC向けに投入を予定しています。このMeteor LakeではIntelの最新鋭製造プロセスであるIntel 4を用いて製造が行われるとともに、CPU側のアーキテクチャーではP-Core側はGolden CoveをベースとしたRedwood Coveを採用していますが、E-Core側は全く新しいアーキテクチャーであるCrestmontを採用することでパフォーマンスと電力効率が大きく向上すると見られています。
今回、このMeteor Lakeの中でノートPC向けに4P-8E構成の合計12コア16スレッドで構成されるCPUを搭載したDell製ノートPCがUserbenchmarkに登録されました。
登録されたCPUは初期のES品と見られており、U3E1と呼ばれるモデルネームで登録が行われています。コア構成は上述の通り4P-8Eで、動作クロックはベースが1.2 GHz、ベンチマーク中の平均動作クロックが0.55 GHzと非常に低く表示されており、ES品特有のバグや不具合が残された状態で記録されています。
グラフィック側ではIntel Arc Graphicsとして表示されていますが、これはディスクリートGPUではなく内蔵されているArc Alchemist Xe-LPGのことを示していると見られています。このArc Alchemist Xe-LPGベースの内蔵GPUでは現行のUHDおよびIris Xeグラフィックに比べて性能が大きく向上すると見られています。
Meteor Lakeについては過去に登場したリークで、Pコア、Eコアの他に超低電力コアであるLP-Eコアが搭載されると言われていますが、今回のベンチマークではLP-Eコアの存在は確認が出来ていません。
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