M4搭載iPad Proの8GBモデルには12GBメモリーを搭載。上位モデルとの差別化で制限?

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M4搭載iPad Proの8GBモデルには12GBメモリーを搭載。上位モデルとの差別化で制限?

Appleが発売した新型iPad ProではTSMC 3nmで製造されるM4プロセッサを搭載する事で大幅な性能向上を実現していますが、このiPad Proに搭載されているM4プロセッサに組み込まれているLPDDR5メモリーについて、iPad Proの256GBおよび512GBで標準搭載される8GBのメモリー容量に対して、実際に組み込まれているのは12GBのメモリーであることが分解で明らかになりました。

AppleのiPad Pro 13インチモデルはストレージ容量によって搭載されるM4プロセッサのコア数とメモリー容量に違いがあり、上位モデルで32万円以上する1TBまたは2TBを選択した場合は10コアのM4プロセッサが搭載されるほか、内蔵メモリー容量は16GBに拡大されます。一方で、22~26万円で購入可能な256GBと512GBモデルでは9コアのM4プロセッサにダウングレードされるほか、メモリー容量も8GBに減らされます。そんなiPad Proですが、iFixitの分解動画でM4プロセッサに備え付けられているLPDDR5の品番を確認したRedditのユーザーによると、上位モデルで16GBメモリーを搭載するiPad Proには8GBモジュールが搭載されていますが、下位モデルで8GBメモリーを搭載するiPad Proには4GBモジュールが2枚ではなく、6GBモジュールが2枚搭載されている事を明らかにしています。

これはiPad Proの下位モデルでもメモリー容量は12GB搭載されており、MacBook AirやMacBook Proのベースモデルを上回るメモリー容量を持っていることになるのですが、AppleがなぜiPad Proのメモリー容量を8GBに制限しているのか明らかにされていませんが、海外掲示板などでは考えられる理由が何個か挙げられておりその中で有力なのが上位モデルやMacとの差別化と言われています。

AppleはMacBookのメモリー容量についてMacOSのメモリーマネージメントが優れているため8GBでも十分であると役員が数ヶ月前にコメントしています。

そのためMacBookやiMacは今後もベースモデルにはM3プロセッサを使うなどで8GBメモリーが搭載される中で、iPad Proの下位モデルが12GBのメモリーを持つとパソコンのMacに対してiOSベースのiPadの方が容量が大きいという逆転現象が起きてしまいます。また、商品戦略上も8GBと16GBであれば差が大きいですが、12GBと16GBでは大きな差を感じられずメモリー容量を求めるユーザーでも12GBで満足してしまう可能性があります。そのため、Appleでは例え12GBのメモリーを搭載していてもこのように意図的に下位のiPad Proではメモリーを8GBに制限していると考えられます。

コメント

CPUのコア数であれば数を制限することで、歩留まりを向上させコストを押し下げる効果がありますが、メモリーについては動作速度を下げるなどは聞いたことがありますが、搭載されている容量に対して使える容量を減らすことで歩留まりが上がるなどはあまり聞いたこと無いので8GBにされているのは商品戦略上の都合と言う線が濃厚です。特にiPad Proは512GBモデルは25万円ぐらいで買えますが、1TBモデルは32万円と一気に価格が上がるため、Appleが得られる売上も大きく異なりますので4GB損してでも差別化を図りたいのでしょうかね。

ソース

Do M4 iPad Pros with 8GB of RAM actually have 12GB? | MacRumors Fourms

https://forums.macrumors.com/threads/do-m4-ipad-pros-with-8gb-of-ram-actually-have-12gb.2426801

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