Intel Lunar Lakeには後継モデルは存在しない模様

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Intel Lunar Lakeには後継モデルは存在しない模様

Intelは2024年9月にLunar Lake世代となるCore Ultra 200Vシリーズを発表、発売し非常に低い消費電力でありながらx86系CPUとして高い性能を持つなど評価が非常に高いCPUになっています。そんなLunar Lakeは特徴として低消費電力に焦点を当てた設計で、Apple MシリーズチップセットのようにCPUやGPUを含むパッケージにメモリを統合する構造になっているなど今までのIntel製CPUでは珍しいモデルですが、リーカーによるとIntelはこのLunar Lakeの後継モデルは計画しておらず、1世代限りで終了する可能性が非常に高いことを明らかにしています。

金猪升级包氏によると現行Lunar Lakeで見られている4P+4LPEの合計8コアモデルに対して、今後6P+8LPEや8P+8LPEなどの派生モデルの存在は考えられないとのことです。

また、このLunar Lake開発はAppleのMシリーズに対抗することを目標としており、そのためMeteor LakeやArrow Lakeとは全く異なるコア構成や構造、メモリーや電源設計が用いられており、連続性のある製品として作られていないとも述べています。

Intellは過去にもLakefieldと呼ばれるCoreとAtomを組み合わせ、メモリも内蔵した変異種とも言える製品を投入していますが、この製品も1世代限りで終了しています。ただ、ここで使われていたCoreとAtomを組み合わせた技術は本格的にハイブリッドアーキテクチャを採用したAlder Lakeとして登場するなど、1世代限りで終了してもそこで得られた技術が将来の製品に使われる事例もあります。そのため、このLunar Lakeで実現できた超低消費電力x86 CPUの技術は将来的に発売されるPanther LakeやNova Lakeなどに採用される可能性が高く、特にPanther Lakeでは最も低いTDPを持つ15WモデルはLunar Lakeと同じ4P+4LPEになると言われています。ただ、コストとの兼ね合いなのか、Lunar Lakeで採用されているメモリーをパッケージ内に収めた設計はこれらのCPUでは採用されない見込みです。

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