Intel Lunar Lake世代のCore Ultra 200V搭載ノートPCは9月3日発売へ

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Intel Lunar Lake世代のCore Ultra 200V搭載ノートPCは9月3日に発売へ

Intelは、薄型ノートPC向け専用CPUとしてLunar Lake世代のCore Ultra 200VシリーズをComputex 2024で発表し、2024年秋ごろに発売することを明らかにしていました。そして、このLunar Lakeを搭載したノートPCが2024年9月3日に一斉発売されることが明らかになりました。

IntelのLunar Lakeは、P-Coreに新しいLion Coveアーキテクチャを搭載し、E-Coreは非搭載で、省電力性能を重視したLPE-CoreにSkymontアーキテクチャを採用しています。これにより、ピーク時の性能確保と低中負荷時の消費電力低減を両立したCPUとなっています。内蔵GPUも性能が向上しており、新世代のArc Battlemageアーキテクチャを採用し、最大8コアのXeコアを内蔵しています。また、NPUはCopilot+に対応可能な48 TOPsの処理性能を備えています。製造プロセスは、Meteor Lakeと同様にタイルアーキテクチャを採用し、CPUを含むCompute TileはTSMC N3B、GPUはN6プロセスを使用しています。

Intelは、Lunar Lakeをドイツ・ベルリンで開催される家電市IFA 2024(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)開催前の2024年9月3日現地時間の18時(日本時間9月4日1時)に独自の発表会をベルリンで開催し、Lunar Lakeの詳細やこのCPUを搭載するノートPCなどを一斉展示し、同時に発売を行うと見られています。

Lunar Lakeは合計9モデルが投入される予定で、すべてのモデルが4P+4LPE構成で、メモリーは標準でLPDDR5X-8533を搭載します。

スクロールできます
Lunar Lake-V
ラインアップ
PL1PL2
(MTP)
L3キャッシュ内蔵メモリー容量
(LPDDR5X-8533)
P-Core
最大クロック
E-Core
最大クロック
GPUGPU
動作クロック
NPU TOPsXMX TOPs
Core Ultra 9 288V30W30W12MB32GB (16×2)5.1 GHz3.7 GHzArc 140V2.05 GHz4867
Core Ultra 7 268V17W30W12MB32GB (16×2)5.0 GHz3.7 GHzArc 140V2.00 GHz4866
Core Ultra 7 266V17W30W12MB16GB (16×1)5.0 GHz3.7 GHzArc 140V2.00 GHz4866
Core Ultra 7 258V17W30W12MB32GB (16×2)4.8 GHz3.7 GHzArc 140V1.95 GHz4764
Core Ultra 7 256V17W30W12MB16GB (16×1)4.8 GHz3.7 GHzArc 140V1.95 GHz4764
Core Ultra 5 238V17W30W8MB32GB (16×2)4.7 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 236V17W30W8MB16GB (16×1)4.7 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 228V17W30W8MB32GB (16×2)4.5 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 226V17W30W8MB16GB (16×1)4.5 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053

Lunar LakeはCopilot+に対応するNPU性能を持っていますが、Microsoft側での検証作業が必要であるため、Copilot+機能の提供は2024年末から2025年初めに無料アップデートとして行われる予定です。

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Lunar Lakeの登場により、2024年に登場したQualcomm Snapdragon Xシリーズ、AMD Ryzen AI 300シリーズなどのノートPC向け新世代CPUがすべて揃いました。性能やバッテリー持続時間において、Lunar LakeがこれらのCPUに対してどれだけ優位性を示せるか注目が集まります。特にLunar Lakeは、同じx64系CPUのRyzen AI 300シリーズよりもARMのQualcomm Snapdragon Xを意識した設計となっているため、Snapdragon Xシリーズに対して電力効率面でどれだけ追いつけるかが注目されます。

また、Lunar Lakeは9月3日の発表となるため、問題となっているRaptor Lakeのマイクロコードアップデートが配信された後であり、このLunar Lakeの発表に水を差さないように対応が進められることを期待します。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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