ノートPC向け GeForce RTX 5000 シリーズも不具合や調整不足の連続。レビューで購入を控えるよう警告される
NVIDIAが2025年1月30日から発売したデスクトップ向けのGeForce RTX 5000シリーズは極度な品薄やそれに伴う価格高騰など入手性に問題があり発売時期の後退、ハードウェア面ではスペックより少ないROPコア数しか搭載されない、ソフトウェア面ではブラックスクリーンやBSoDなどドライバーで不具合が連発するなどNVIDIA製グラフィクスカードとして過去最悪のローンチとも言える状況でしたが、どうやらこのゴタゴタはノートPC向けGeForce RTX 5000シリーズにも波及してしまっているようです。
NVIDIAのノートPC向けGeForce RTX 5000シリーズはCES 2025で発表され、3月終わりになりやっとレビューなどが登場し始めましたが、Tom’s Hardwareのレビューではドライバーの不具合から複数のゲームが全く動作しないほか、クラッシュなども多発するなど星0で評価不能な状態になっているとのことです。
供給面でもデスクトップ向けと同じく深刻な供給不足に直面しており、AlienwareやRazerなど大手ゲーミングノートPCブランドはGeForce RTX 5000シリーズの解禁日から約1か月後にあたる4月終わりごろに発売した他、レビューアー向けの機材も納期が複数回変更され、最終的にNVIDIAのレビュー解禁日に間に合わないケースも多く発生してしまい過去のノートPC向けグラフィクスカードのような一斉解禁も行えていません。
これらの混乱は、デスクトップ向けRTX 5000シリーズの発売時に発生していた問題の延長線上にあると言え、ドライバー問題、画面表示トラブル、供給不足など多くの問題が指摘されました。しかし、これら不具合や問題は結局すべて解決することが出来ず、今回のノートPC向けGeForce RTX 5000シリーズにも及んでしまったと言え、このRTX 5000シリーズに関しては現時点では黒歴史とも言える状態で、今後挽回できるのか注目されます。
Nvidia’s 50-series laptop launch looks bumpy: slipping ship dates, game crashes, and delayed review units | Tom’s Hardware
コメント
コメント一覧 (2件)
Blackwell完全に設計ミスやん
>>ドライバーの不具合から複数のゲームが全く動作しないほか、クラッシュなども多発するなど星0で
ハードウェアの不具合もありそうだなぁ。
ドライバ開発チームがテストして取り合えすこれなら大丈夫だろうと公開したバージョンがこの状況というのはドライバ開発チームが使っている製品と一般に流通している製品に明らかな差異があって、その差異が決定的な不具合を出してるとも考えられる。