iOS 18にアップデートするとCPU性能が下がると判明。バッテリーの持ちが改善も性能が5%低下
Appleでは、iOSの最新バージョンとしてiOS 18を2024年9月17日にリリースし、新機能やUIの小変更などが導入されています。ただ、このiOS 18にアップデートすると、バッテリーの持ちを改善するために、CPUの動作クロックがブースト状態に入るまでの遅延を伸ばす制御が組み込まれており、バッテリー持続時間を延長する一方で、パフォーマンスを低下させてしまうことが明らかになりました。
中国のYoutuberであるGeekerwan氏によると、AppleがリリースしたiOS 18では、ベンチマークなどでCPUに高負荷を与えたときの挙動が変化しているとのことです。iPhone 15シリーズやiPhone 14 Proに搭載されているA17 ProやA16 Bionicでは、動作クロックが通常からブースト状態に切り替わるまでの時間が延長されていることが判明したようです。
この変更により、瞬間的にCPUに負荷がかかっても動作クロックがブースト状態に切り替わることが抑制され、バッテリー持続時間の延長が期待できます。一方で、瞬発力が求められるベンチマークなどのスコアは明確に低下するようで、iOS 17でのA17 ProやA16のスコアに対して、iOS 18にアップデートするとスコアは45%程度低下するとのことです。
なお、このベンチマークなどではバッテリー持続時間がどの程度伸びるのかは不明ですが、ベンチマークに現れる45%の差がゲームなどのパフォーマンスに大きな影響を与えないと考えられます。今後、3DMark Wild Lifeなどのグラフィックス系でも性能に大きな差が出ないのか、また実際にバッテリー持続時間に良い影響を与えられているのかなどに注目が集まりそうです。
极客湾Geekerwan | Youtube
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