Intel 第13世代『Raptor Lake-S』K/KFモデルのBOX品が生産終了。トレイ品はまだ続く
Intelが2022年10月から発売したRaptor Lake-SではAlder Lake-Sから導入されたハイブリッドアーキテクチャーを継承し、L2キャッシュの増量やE-Coreの数を増やすことでパフォーマンスを向上させたモデルになっていますが、この『Raptor Lake-S』世代CPUのK/KFモデル、BOX品について2024年5月24日をもって注文受付が終了し、翌月28日に最終出荷が行われ生産終了する事が通知されました。
インテルの製品変更通知によると、2022年10月に発売されたCore i9-13900K/KF、Core i7-13700K/KF、Core i5-13600K/KFなどのオーバークロック対応モデルにのBOX品ついて注文、生産そして出荷が2024年6月28日をもってすべて終了となり、各量販店に残る在庫限りの製品になります。
ただし、これらのCPUが完全に生産終了となった訳では無く、OEMや大量注文向けに用意されるトレイ品については引き続き生産は続けられるようです。また、2024年現在でもAlder Lake-Sの在庫が販売されている様に、生産終了しても1~2年ぐらいは在庫として残っているケースもあるため価格が下げられ、お手頃な価格で手に入れることができるかもしれません。
今後、Intelのデスクトップ向けCPUの中心は第14世代のRaptor Lake Refreshが主力モデルとしてラインアップされることになり、2024年末にはArrow Lakeも登場するためRaptor Lake-Sも徐々にフェードアウトすることになりそうです。
『Raptor Lake-S』は2022年10月に投入され、今はRaptor Lake Refreshも出ていますのでコンシューマー向けとしては実質的に引退と言う事になります。これによりBOX品を中心に値段などが下がる事が期待されますが、残念なことにIntelのRaptor Lake-SおよびRaptor Lake RefreshについてはCore i9およびCore i7などハイエンドモデルで不具合が多発しているという情報もあるので安くなったからと安易に飛びつくよりは様子見のほうがよさそうです。
Select Boxed 13th Generation Intel® Core™ Processors, PCN 818660-00, Product Discontinuance, End of Life | Intel
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