Intel Panther Lake は2025年にはハイエンド構成のみ登場。メインストリーム向けは2026年以降
Intelは自社開発の最先端プロセスであるIntel 18Aの量産化を予定しており、この最先端プロセスで製造されるPanther Lake CPUをノートPC向けに2025年後半に投入を計画しています。ただ、このPanther Lakeについては過去に当初計画されていた2025年後半から2026年初め頃まで量産が遅れると言うリークが何度か登場する一方で、Intelがリークを否定すると言うことが何度か起きていますが、新しいリークによると2025年後半にPanther Lakeが投入されるも、ハイエンドモデルのみに留まる可能性があるようです。
intel 18A Panther Lake first High Level SKU : 4 P-Cores + 8 E-Cores + 0 LP-E Cores + 4 Xe3 Cores (45W) will launch in Q4 2025 , other SKU will launch in Q1 2026 .
— meng (@meng59739449) April 28, 2025
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リーカーのmeng氏によると、IntelはPanther Lakeについて段階的な投入を予定しているようで、Intelが当初発表している2025年第4四半期に投入されるCPUはハイエンドモデルのみで、これは4P+8E+0LPEとXe3を4コア搭載したTDP 45Wモデルのみになるとのことです。このCPUはTDPが45WでLPEコアを搭載していないことからハイエンドノートPC向けに投入されるCore Ultra 300HシリーズとしてラインアップされるCPUになると考えられます。
一方で、IntelはPanther Lake CPUについてこのほかに3つの構成が用意されており、TDP 25W帯には4P+8E+4LPEとXe3を12コア搭載CPUのほかに、4P+8E+4LPEとXe3を4コア搭載CPU、TDP 15W帯には4P+0E+4LPEとXe3を4コアCPU存在するなどよりメインストリーム向けを対象としたPanther Lakeも存在します。しかし、このリークが正しければこれらのCPUは2026年以降に投入される見通しになっているようです。
Intel Panther Lake が2026年まで発売延期? 原因は Intel 18A プロセス
IntelがPanther Lakeをこのように段階的に投入する理由は定かではありません。しかし、Intel 18Aプロセスの歩留まり率に関しては、過去にあまり芳しくないとの噂もありました。もし歩留まりの改善に時間を要している場合、2025年内に十分な量産数を確保できるのは、需要が比較的少ないハイエンドモデル(45W版)に限られ、大量供給が必要なメインストリーム向けモデルは2026年以降の量産開始となる、という可能性が考えられます。
Panther Lakeは、Intel自身の製品ラインナップとして重要であるだけでなく、Intel 18Aを採用するファウンドリサービスの性能や歩留まりを外部企業が判断する上での試金石とも見なされています。また、Intelの収益を支える重要な新製品でもあります。そのため、もし今回のリーク通り製品投入の立ち上がりが遅れるのであれば、それがIntelの業績やファウンドリ事業の将来にどのような影響を与えるのか、消費者や投資家にとって注目すべき点となりそうです。
meng | X (Twitter)
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