Intel Nova Lake のノートPC向けCPUのラインアップがリーク
Intelは2026年にデスクトップ向けCPUとして「Nova Lake」を投入予定で、現行の最大24コアから最大52コアへの大幅なスペック向上が見込まれています。今回、新たにノートPC向けNova Lakeに関する情報が明らかになり、こちらもデスクトップ向け同様、コア数の増加による性能強化が行われる見通しです。
Nova Lake Mobile
— Jaykihn (@jaykihn0) August 9, 2025
2+0+4+2
4+0+4+4
4+8+4+4
4+8+4+12
8+16+4+4
ノートPC向け「Nova Lake-H」も久しぶりのコア数増。
Intel製品のリーク情報を多く発信しているJaykihn氏によると、Nova LakeのノートPC向けモデルは、久々に大幅なコア数増加が行われるとのことです。現行のArrow Lake-Hは6P+8E+2LPEの合計16コアが最大で、2025年末投入予定のPanther Lakeでは4P+8E+4LPEと構成は変わるものの、最大コア数は16で据え置きとなっています。
一方、Nova Lakeでは最上位モデルが8P+16E+4LPEの計28コアとなり、現行モデルから大幅にコア数が増える見込みです。なお、Arrow Lake世代でもデスクトップ向けダイを流用した「Arrow Lake-HX」が存在しますが、今回の8P+16E+4LPEはHXではなく、一般的なノートPC向け製品として「Nova Lake-H」にラインアップされる予定です。
他のモデルでは4P+8E+4LPEを基本構成とし、内蔵GPUにはArc Celestial世代のXe3コアを12基搭載するモデルと、4基のみのモデルが用意されます。
さらにエントリー向けとしては、4P+0E+4LPEや2P+0E+4LPEといった構成も用意される見通しです。特に2P+0E+4LPE構成は、現行のIntel N350などコスト重視モデルへの採用が想定され、IntelはNova Lakeでエントリーからハイエンドまで幅広くカバーする戦略を取ると見られます。
2026年以降のノートPC向けCPUはコア数が増える方向に
Nova Lake投入により、IntelのノートPC向けCPUは全体的にコア数が増加します。競合であるAMDも同時期にZen 6世代を投入予定で、こちらもコア数増加が予想されます。Zen 5世代では最大12コアでしたが、Zen 6では最大22コアと倍近い構成になる見込みです。
このため、2026年以降に登場するノートPCでは、特にハイエンドモデルを中心にコア数増加による動画エンコードやレンダリングなど高負荷ワークロードでの性能向上が期待されます。一方で、懸念される消費電力については、Intel・AMDともに低減技術に力を入れており、コア数増加にもかかわらず、消費電力は現行のArrow LakeやZen 5世代を大きく上回らない可能性が高いと見られます。
そのため、ノートPCの買い替えを検討している場合は、2026年末以降に登場するコア数増加モデルも視野に入れ、購入時期を検討する価値がありそうです。
コメント