Intelがデスクトップ向けなどに新型CPU『Bartlett Lake』を投入。ただし、中身はRaptor Lake Refreshのリフレッシュ
Intelでは2022年に発売されたRaptor LakeのリフレッシュモデルにあたるRaptor Lake Refreshをデスクトップ向けなどに投入しています。このCPUは名前の通りRaptor Lakeに対して小規模な変更しか加えられておらず、動作クロックが200 MHz向上しただけで、性能はほとんど同じです。
そんなRaptor Lake Refreshですが、2024年には次世代モデルのArrow Lakeが投入される予定ではあるのですが、追加で新たに『Bartlett Lake』と呼ばれる新しいCPUをIntelは用意しているという怪しいリークが登場しました。
RedGamingTechによるとIntelはAMDの様に古いソケットはエントリー向けモデルに特化させる計画で2024年中に現行のRaptor Lake Refreshに対してさらなる改良を加えた実質的なRaptor Lake Refresh RefreshをBartlett Lakeと言う世代名でLGA1700ソケット向けに準備をしているようです。
このBartlett Lakeでどのような変更が加えられるかは明確にはなっていませんが、さらなる動作クロックの向上のほかにもしかしたらキャッシュ容量などが増える可能性があるとのことです。ただ、個人的にキャッシュ容量を増やせばこのBartlett Lakeのために専用のCPUを作る様なものであるため考えにくいです。
LGA1700については低コストで既存のシステムから流用ができるDDR4にも対応している一方で、Arrow Lakeから導入されるLGA1851ではDDR5にのみ対応するため、エントリー向けにLGA1700を使うという戦略は悪くはないと思います。ただ、わざわざBartlett Lakeなど新しい名前を付ける必要性があるのか疑問です。
ちなみに、このBartlett Lakeがエントリー向けであるとすると、このモデルは新ブランドでCoreシリーズとしてラインアップされ、Arrow LakeにはCore Ultraブランドが使われると考えられます。ただ、LGA1700にCore iシリーズとCoreシリーズが入り乱れることになるのでラインアップはかなりカオスになりそうですね・・・
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