Intel CPUの2026年までのロードマップがリーク。Arrow Lake Refreshが2026年登場に

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Intel CPUの2026年までのロードマップがリーク。Arrow LakeはCopilot+に非対応で、2026年にRefreshモデル投入へ

Intelは2024年下半期にノートPC向けCPUのLunar LakeとデスクトップとノートPC向けCPUのArrow Lakeなど2つのCPUを投入予定ですが、台湾でノートPCなどのOEM/ODMを手掛けるCLEVOの内部資料がリークし、IntelのノートPC向けCPUの2026年までのロードマップが明らかになりました。

デスクトップ向けとHXシリーズはArrow Lake系が2年間続く。2024年Q4投入のArrow LakeはCopilot+非対応に

ロードマップはHXとH/U/VとNの3つの電力帯に分かれて示されており、デスクトップ向けCPUをベースにTDP 55Wで動作するHXシリーズについては2024年Q4にArrow Lakeに置き換わる予定になっています。また、このモデルはかなり長めのライフとなる上に、2026年はじめに登場する後継モデルはArrow Lake Refreshになるとのことです。

このロードマップは主にノートPC向けCPUについて記載されていますが、HXシリーズは元々デスクトップ向けCPUをノートPC向けのBGAソケット用に転用したモデルです。そのため、HXシリーズでArrow Lake Refreshが2026年はじめに投入されるという事は、デスクトップ向けも同様に2025年終わりから2026年はじめにArrow Lake Refreshを投入する可能性が高いと言えます。

ちなみに、Computex 2024でLunar LakeがCopilot+に対応するとIntelは明言していましたが、そんなLunar Lakeにはロードマップ上には『++TOPS』と言う記載があります。しかし、Arrow Lakeにはその記載がなく、その次のArrow Lake Refreshにはあるため、Arrow Lakeには強力なNPUは搭載されず、Copilot+には非対応になる可能性が高いです。

ノートPC向けH/U/Vシリーズは2026年にPanther Lake投入。Raptor Lake Refreshも2026年以降も現役に

次にノートPC向けで主力の15Wから45W帯のH/U/Vシリーズについてです。TDPが28~45WをカバーするHシリーズと15W帯をカバーするUシリーズは現在Meteor Lakeが投入されていますが、2024年Q4初めにArrow Lake-Hが投入され、Q4半ばでArrow Lake-Uが投入されるようです。また、Arrow Lake-Hに関しては2025年Q2でArrow Lake-H Refreshと言うリフレッシュモデルの投入が計画されているようで、非常に短い期間で製品が入れ替わるようです。

そして2025年Q4にPanther Lake-HとPanther Lake-Uが同時に投入される見込みになっています。なお、Panther Lake-H/Uでは++TOPSと記載があるため、こちらも強力なNPUを搭載するものの、Arrow Lake-H/UまではCopilot+対応NPUは搭載しない方向のようです。

TDPがより低いLunar Lake-Vに関してはロードマップ上では後継モデルが無く、このまま消滅するのかPanther Lake-Vなどが投入されるのかは明らかではありません。

また、2023年から投入されているRaptor Lakeに関してはRaptor Lake-HのRefreshが2024年Q3に予定されており、そこから2026年まで売り続けるようですのでかなり長い期間Raptor Lakeは存在し続けるようです。また、2023年Q4に投入されたRaptor Lake-U Refreshも2025年一杯までは売り続けるようです。

Alder Lake-Nの後継Twin Lake-Nもリフレッシュ版で確定?

低価格かつ低消費電力CPUとしてラインアップされているAlder Lake-Nは2024年Q2あたりまで現役モデルとして販売され続けますが、2024年Q2以降にTwin Lake-Nと呼ばれるCPUが投入されるようです。ただ、ピン間で互換性がある事を示す『Pin to Pin』と言う表記があるため、中身はAlder Lake-Nから大きく変わらず動作クロックの向上など含めたリフレッシュ版である可能性が高いモデルになっています。

コメント

IntelのArrow LakeではSoCタイルがMeteor Lakeとほとんど同じものを使うと噂されているため、NPUも同じ性能になると言え、Copilot+には非対応になりそうなのです。ただ、こうなるとライバルのAMDがStrix Point (Ryzen AI 300シリーズ)で15~45W帯をカバーしているため、Copilot+対応と大々的に宣伝する事が可能になるためこの点でArrow LakeはノートPC向けとして競争力が劣るCPUになりそうです。

デスクトップ向けArrow Lakeはこのロードマップの対象ではないのですが、HXシリーズの動向を見る限り2025年終わりにArrow Lake Refreshを出すことで2026年一杯は戦うつもりのようですので、Intel製CPUで自作PCを組む場合はArrow Lake投入時がタイミングとしてよさそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • Intelの技術革新がAMDに2026年まで劣るように見える
    流石にAMDに乗り換えるかな

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